本年2001、初観は「バーティカル・リミット」でした。
おとそ気分で、映画一本となると、文芸もの、恋愛ものは眠ってしまいそう、
バイオレンスでは悪酔いしそう、そこで必然的にデェザスター・パニックもの
に決まってしまいました。
・・・内容は極極小小出ますが・・・
この映画、まず鳥の目モードで世界最高ヒマラヤの峰々を見せてくれました。
これだけでも価値ありますヨ。
なにしろ敵は大自然です、恨んでみてもせん無き相手に、ちっぽけな人間が
右往左往する様がテーマですので、ここでは人間関係がややお手軽なことは
許してやりましょう。
この映画は筋運びが旨く出来ているナ~と思いました。まずオープニングの
父の死が「起」となりドラマ展開し、さらにエンディングの「結」に繋がる
何ゆえK2に登のか?もはや「そこに山があるからだ」とは言わない。
登頂自体が商品スポンサー付き、コマーシャルのため無理して遭難した。
そして救援志願者には懸賞金まで付くのも現代米国的で旨い筋だ。
この監督(マーティン・キャンベル)さんは「マスク・オブ・ゾロ」’98、
「007ゴールデンアイ」’95でも強い女がお好みの様、今回も女救援隊員
(イザベラ・スコルプ子さん)は凄かった。 崖から宙ずりとなるが左手で
ピッケルを掴み、右手で大男を支えた。もはや男の専売特許は奪われた。
この映画、私は終始スコルプ子ばかりに目を奪われてしまいました。
それにしても最新VFX、SFX技術はすばらしい、雪崩、絶壁のシーンなど満足
した。もはや映像上出来ないことは無い。70年代の(アーウィン・アレン)
のパニックものは今やなつかしき古典の世界になってしまった。
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