いゃ~驚きました
2023年最初の投稿となりました。11月まで1本も劇場映画を
見てないなんて!あのコロナ全盛でも見てたのにネ!多分2023年は
劇場用の大作や話題作が少なかったということでしょう。
ということで「ゴジラ」です。1954年第一回ゴジラは私が生まれて最初に
見た映画です。4才の時父の背中に隠れておびえながら観た映画なのです。
爾来全てのゴジラ映画を見て来ました。第一回作「ゴジラ」と第3作目
「キングコング対ゴジラ]1962は別格の名作ですが、新約ゴジラ時代では
2016年に究極の名作「シン・ゴジラ」が庵野(あんの)英明監督により
制作された。
この後に続く作品は大変だろうと思っていましたが、この度
山崎貴(たかし)監督によって「ゴジラー1.0」が新作が完成しました。
山崎監督といえば「Always3丁目の夕日」「永遠のゼロ」「アルキメデス
の大戦」「海賊とよばれた男」など特撮VFXを使った人情ものの名人ですが、
いゃ~このゴジラ、今までの全作品を使ったナと思いました。最初の
シーンは特攻ゼロ戦であり、東京破壊は正に昭和初期 alwaysの銀座を
再現し、海上でゴジラと闘う船は正にアルキメデス。それからゴジラに
挑むぼろ船の船長と学者と若者はまるで「ジョーズ」(1975)の3人です。
山崎監督が子供の頃から憧れていたスピルバーグを取り入れたものです。
それから主役二人は神木隆之介と浜辺美波を起用した、なんせNHK朝ドラ
で半年夫婦役を演じており馴染の二人。子供も含めそれぞれが他人の寄せ
合いというのもalwaysの茶川竜乃介一家(吉岡秀隆)と同じ設定です。
舞台は敗戦直後、日本には軍隊も武器も金もない、日本人はプライドも
失っている。国に頼れない。しかし家族を守り、日本を守るべく民間人や
帰還兵がゴジラに戦いに挑んだ。「シン・ゴジラ」は国家、政治家、官僚、
そして自衛隊が国を守るべく戦い勝利する政治ドラマであった。
新作「ゴジラー1.0」は人情ドラマである。民間人がゴジラと戦い勝利
した。昨今の日本を見る限り、政治家や官僚は頼りにならない、個人一人一人
が独立自尊の精神を持ち立ち上がらねば難事は解決しないのだ。
今作が「シン・ゴジラ」を越えたとの評価があるが、それは政府など
頼るなというメッセージゆえの事と思う。
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