2019年 の姫はじ!否 映見はじめは飛行機の機内上映で見ました
それは「ザ・プレデター」もう少しまじめな映画をと思いましたが、B級好きな
私にとって、時間つぶしするならはこれに限ります。
シュワルツネッガー主演で1987年に鮮烈に登場したプレデターも30年
経ち、エイリアンと共にフランケンやドラキュラと同等の怪物として認知された。
爾来プレデター2(1990)、イリアン対プレデター(2004)
エイリアンズ対プエデター(2007)とだんだんと荒唐無稽になり飽きてきたが、
2010年の「プレデターズ」はエイドリアン・フロデー主演でスピンオフ風ながら
良かった。
さて今般、伝説的シリーズの正当なる続編!と銘打って「ザ・プレデター」が
公開された。これは見ねばと思っていたが今回遅ればせながら機内上映で
見れた次第。
地球に墜落した宇宙船に乗っていたのはプレデターの脱走兵であった。
特殊部隊のクイン(ボイド・ホルブクック )は墜落部品を秘密裡に回収
したが、息子ローリーがその装置を起動させてしまった。結果は宇宙最凶の
プレデターを地球に呼び寄せてしまったのだ。
追跡プレデターの役割は脱走者を始末することと、プレデター種族を進化させる
ため交配する優秀な遺伝子を持った人間を狩り出すことであった。
しかし、何とこの最強プレデターと戦うのは地球最強の米国軍ではない!
クインと軍法違反で刑務所送りのならずもの兵隊のみである。その戦いぶりが
この映画の主題だが、何ともドタバタ喜劇ばりで、特に高速で飛ぶ宇宙船の
上でのアクションは荒唐無稽の極み!
これは正当なる続編といえる代物ではありませんが、B級として見ているうちに
眠ってしまいました。時差調整に丁度良かったですわ。
監督はシェーン・ブラック
ここで英語の勉強!predator とは補色動物とか侵略者 preyは獲物
prayは祈る playは遊ぶ、prey praies predator not playing with prey.
獲物は侵略者が獲物狩りをしない様祈るとなりますか?ネ
子供は恐竜が好きだ!二歳と四歳の孫は「ドラえもん、のび太の恐竜」
2006のDVDを見てもう完全に恐竜にのめり込んでいる。
私が幼児だった時「ゴジラ」1955年を見て恐怖でトラウマとなり、小学生の
時「失われた世界」1961を見てのめり込み、この年になっても恐竜映画の
虜になっているのと全く同じである。
という訳で最新作「ジュラシック・ワールド 炎の王国」が2018年
7月に上映されるや私は早速劇場に駆け付けた。
今作のテーマこそ、「子供が大好きな恐竜を守ろう」という映画である。
1993年の「ジュラシック・パーク」から25年目の第5作目であり、
2015年の第4作「ジュラシック・ワールド」の続編にあたります。
「ジュラシック・ワールド」でイスラヌブラル島に建設した恐竜テーマパークは
恐竜たちにより破壊された。人間は島を放棄し、もはや恐竜たちの野放し
状態であった。
しかし島の北にあるシバ山が大噴火し、このままでは恐竜は絶滅の危機に
あった。米国上院委員会で、恐竜を救うか絶滅させるかの討議が行われた。
な・な・何と!あの懐かしいイアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)
が登場したのだ。彼は委員会で持論を唱えた「このまま自然に任せるべき、
自然淘汰による絶滅も止む無し」と弁舌した。
ここで人間が手を貸すとカオス理論「予測不可能・制御不能な世界と
なる」とをいうものである。
政府の絶滅決定に反して、「恐竜保護団体」の責任者となったクレア
(ブライス・ダラス・ハワード)と恐竜調教師オーウェン・グレディ(クリス・
ブラット)は恐竜救出のため島に向かった。前作の主役二人である。
ロックウッド財団の財産管理人イーライ・ミルズ(レイフ・スポネール)は
恐竜救出のスポンサーであるが、その正体は恐竜を捕獲し、遺伝子操作
によって生物兵器化し売買する悪党集団であった。
島は激しく噴火しはじめた。火山弾が飛び散り溶岩が溢れ出し、島が
消滅して行く中で凶暴なTレックス恐竜と、獰猛狡猾なヴェロキラプトル
が襲ってくる、さらにロックウッドの傭兵が攻撃してくる。二人は危機に
つぐ危機、この壮絶なシーンこそ今作のSFXの真骨頂でありました。
子供達のために、恐竜を守ろうとする動物愛護は宜しいが、その結果
はとんでもないことになる。さらに神の如く遺伝子をもてあそぶ人間には
それを制御する能力など持ち合わせていないのだ。
果たして地球人類はカオスの時代に突入しつつあった。
監督はスペイン人 J・Aバヨナ、脚本は前監督のコリン・トレボロ
とテレク・コノリー、特撮ニール・スランカン、
もちろん製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグでした。
寒くなってきましたナ 夜長は映画の話でも・・
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー2018に一言
マーベル・コミック内の最強最悪、悪の主役ヴィランが登場、
いままでアベンジャーズが戦ってきた全ての悪の背後には
彼の存在があったのだ。その人物こそ「サノス」である。
サノスは土星の衛星タイタンの王であった。食糧難に陥った
タイタンが全滅するのを防ぐため、自国民タイタン人の半分
を殺して生き延びた壮絶な統治者である。
今宇宙は人口が増えすぎ、食糧や資源が不足していた。
宇宙全体は生き残れない。宇宙を救うためには全宇宙の
半分の生物を抹殺すべきであるとの強い信念をもっていた。
しかし権力者や金持ちだけが生き残るのではない、
誰かが選民するのでは無く、無条件で公平に半分が
消え、半分が残るべきであると考えていた。
数年前、北大名誉教授の「70億人の地球」という講演
を聞いたが、「もやは地球は70億人を養える力は持って
いない」という結論であった。先生は敢えてどうすべきか結論
は出さぬまま終了、人類は100億人を目指しつつある。
全世界は各国とも自国ファーストの政策を進めている。
よって米・露・中・欧・日・韓・北朝鮮と全て世界対立の
構造になった。アフリカや中東など戦争をしていない国は
見当たらない。飢饉食糧難の国家が多々ある。人間も
動物も得体のしれない新種のヴイルスが蔓延している。
地球温暖化による最近の異常気象、昨今の日本の
台風、水害,地震は地球の限界を証明しているのだ。
サノスは宇宙の半分の生命を無条件抹殺するという
野望を果たすため、宇宙を司る6つのストーンを手に
入れようとした。ストーンが手に入れば全知全能の力を
持ち、彼の野望が実行できるのだ。
アベンジャーとサノス軍団の壮絶な戦いがこのテーマで
この戦いは見ものである。既に2個のストーンを持って
いたサノスの力は強く、アベンジャー軍団を蹴散らした。
彼は遂に6個のストーンを手に入れパワーを実行した。
果たして全宇宙の生き物半分が灰となって消えていった。
アベンジャーズのメンバーも消えて行く、スパーダーマン、
ドクターストレジ、ワンダなどなど消え、人類も消え、
サノス軍団も同じ半数は消え去った。
野望を達成したサノスは どこか知らぬ惑星に飛び
去った。戦いは終わり宇宙は半分になり平穏が戻った。
サノスは決して宇宙の支配者になることはなかった。
何処かで一人静かに隠居生活をおくっている様だ。
私は何兆人も殺した最悪のヴィランを憎めきれない
まま、このコメントになってしまいました。
監督は「キャプテンアメリカ」のアンソニー・ルッソと
ジョー・ルッソ
渋い名優(リーアム・ニーソン)1952年北アイルランド生まれ66才、
我々世代の一人である。シンドラーのリスト(1993)やマイケル・コリンズ
(1996),スター・ウォーズ(1999)で主役しかも性格俳優を務めてきた。
そんな熟年俳優が「96時間」(2008)年からアクション・スターになった。
しかし「007」や「ミッションインポ」の様な超人ではない、警官だが家庭人、
家族を守るために、よれよれになって悪党と戦うのだ。96時間/リベンジ
(2012),96時間/レクイエム(2014)と私はすっかり虜になってしまった。
そして今作「トレイン・ミッション」=原題「the commuter 通勤列車」が
製作された 。早々劇場へ、やはり期待を裏切らず面白かった。故一言。
元ニューヨーク市警、なぜか50才で退職し、保険のセールスマンとして
10年間働き60才になったマイケル・マコーリー(リーアム・ニーソン)、
定年まであと5年、まだ家のローンもあり、一人息子を有名大学に進学
させるための結構な学費が必要、彼は何とか工面せねばと考えていた。
そんな時、会社から突然解雇通知を受けた。失意の極み、とても妻に
打ち明れない、途方に暮れながら、いつもの帰宅通勤電車に乗った。
その時に見知らぬ女が前の席に座った。突然ある依頼を受けた、
「カバンを持っている見知らぬ人を見つけて、中身は盗品で終着駅まで
乗るはず。お礼として10万ドル(1100万円)払う,先ず列車トイレに
手付金2万5千ドルが隠してある。成功すれば残金7万5千ドルを
支払う」と言い残し女は姿を消した。
元警察という性なのか?解雇され困っていたからか、トイレに隠して
あった2万5千ドルを見つけ、懐に入れた。つい話に乗ったのだ。
ある乗客から妻の指輪が入った封筒を渡された。途中で止めたら家族
の命を保証しないという女からの電話メッセージが入る。家族が人質に
なったのだ。同乗の友に警察通報を頼んだが、なんと殺されてしまった。
おそるべき背景に組織的犯罪を感じた。
さすが元警官、10年間同じ帰宅電車、顔馴染の乗客と乗務員と
定期券客を外して該当者を追い詰めて行く。しかしあやしい人物から
次々と反撃を受けた。
彼は列車テロとしてFBIやNY市警からも追われる身となった。
さらに敵は列車ごと脱線を図っていた。
いやはや、元警官ゆえ、するどい感を持ち、格闘技も強いが、60才
ですものもうよれよれである。007ばりの列車アクション「サブウェイ
123激突」(2009)ばりの列車脱線、見どころ満載。
彼を追う警部にサム・ニール、謎の女に(ベラ・ファーミガ)監督は
ニーソンと4作目となる、朋友スペイン人の(ジャウム・コレット=セラ)
老いてますますの方々に推薦の映画です。
いやぁ~この人(ヒュー・ジャックマン)には驚かされる、
彼を初めて見たのは2000年上映の「X-MEN]狼男
ウルヴァリンとして登場した時、若いころの(クリント・
イーストウッド)が出てきたと思った。
ウルヴァリン役から、荒っぽく無骨な男と思っていた。
しかし2002年に見た「ニューヨークの恋人」でソフトな
貴族を演じた。インタビューで本質は優しい性格で、
13才年上の女房にラブラブの愛妻家な男と判った。
そして2012年に見たミュージカル「レ・ミゼラブル」で
ジャン・バルジャンを演じた。吹き替えなしで歌う
声量と歌の旨さに驚愕した。
そして今作「グレイテスト・ショーマン」2017を作り
上げた。7年半に渡り企画から制作、主役として
中心的な役割を果たし「ミュージカル」を完成させた。
正に求心力と存在感のある男だったのだ。
ストーリーは19世紀の米国、実在の興行師P・T
バーナムの人生を画いたものだ。
下働きの貧しい少年はその良家の令嬢に恋をした。
後に駆け落ち状態で結婚、生活は貧しかったが、
一攫千金の興行師としてサーカス団を結成した。
それも見世物小屋として、所謂異形な人間ばかり、
小人症、巨人症、ひげだらけの女、全身入れ墨男、
シャム双生児などを集めて芸をさせたのである。
ショーは大ヒットするも、上流社会や批評家からは
グロテスクな見世物、市民から「街の恥」と抗議を
受け、金持ちにはなれたが、成りあがりのペテン師
と蔑まれていた。
パーナムには意地があった。欧州一のオペラ歌手
を引きこみアメリカでの公演を大成功させのだ。
彼は遂に上流社会の一員となったが、サーカス団
の異形団員達とは疎遠になっていた。
そんな時サーカスは放火によって焼失し破産に
追い込まれる。失意のバーナムの前に異形の団員
達が集まり、彼らは家族であり、サーカスは唯一の
居場所であると説得され再建を決意する。
いやぁ~、異形の連中の歌とダンスの凄いこと凄い
こと見ものデスゾ、自分達の姿が一般と異なること
を逆手にとって生き生きと活動する。
髭だらけの女(キアラ・セトル)が歌う「This is me」
は曲も歌詞もパワフルで感動ものである。
I am brave, I am bruised
I am who I’m meant to be this is me
私には勇気がある 私にはアザもある
私は私がなるべくしてなった存在 これが私
凄いネ あらゆる「差別」を撃退している詞ですネ
共演 ザック・エフロン、 妻ミッシェル・ウイリアムズ
監督はマイケル・グレイシー、CM制作の第一者
だが、これが長編映画のデビューとの由、
音楽担当は「ララランド」のベンジ・パセックと
ジャスティン・ポール。
ミュージカルファン必見、否!映画不安必見です。
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