2008年観た新作ばかりでは、早々ネタ切れになりますので、
2007年観た映画の紹介もさせてくださいませ。
原作がアメコミ(米国漫画)なんだから、
まぁ内容が荒唐無稽でも、文句を言うな!つっこむな!
ということか、
主役4人の掛け合いを楽しめば良いんだ、ということで
「ファンタスティック4 銀河の危機」に一言。
同じ原作者(スタン・リー)の「スパイダーマン」「X-Men」と
比べると、主役達は自分が突然変異したミュータントであることを
悟り、達観して、むしろ楽しんでいるところが、気持ちが良い。
この映画は正に「悩まないX-Men」というところの映画。
よく判らぬ経緯ながら、銀製のオスカー像のような宇宙人
「シルバー・サーファー」がサーフボードの上に乗って、宇宙を
飛び廻り、訪問先の惑星をことごとく粉々に破壊して行きます。
そしていよいよ彼は地球にやって来たということだ。果たして
ファンタスティック4(以下F4)と壮絶なバトルが始まった。
米国ではこのシルバー・サーファーさんはスゴイ人気者で、
F4から独立して自分の主役漫画を持っている人物らしい、
この映画は米国コミックファンにとって2大コミック主役対決
という意味がある由。日本人の私には判らぬ大舞台だったのデスネ。
この映画の面白さは、間抜けなことに 地球的規模の危機の中での、
「内輪もめぶり」に尽きます。
Mr.ファンスティクことリード(ヨアン・グリフィス)と紅一点
スー(ジェシカ・アルバ)の結婚式は事件でメチャクチャ。
F4も敵わぬサーファー宇宙人なのに、F4に負けジと主導権を
握って、遭えなく敗退の米陸軍大将は無謀で、まる馬鹿だ。
そしてややこしいことに、ドクタードゥーム(ジュリアン・マクマホン)
が復活、どさくさに紛れて自分の欲望を果たそうとするが、サーファーに
ぶっ飛ばされる。彼の欲望?とて、地球が滅びたら何もなるまい。
それにしても戦後直後の映画ではあるまいに、最後の日本式結婚式は
何!どこか得体の知れない東洋の結婚式!この手の映画の上得意先
の市場である日本をバカにしている。
まぁ軽薄なアメコミなんだからと 無視すべきなのでしょうネ!
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