ハイスクールの娘が、もう観たけど、付き合いでもう一度観ても
イイヨと誘ってくれた。そんな珍しい映画は「巣パイダーマン」でした。
なるほど判った!これはハイスクール学園恋愛ものだったのだ。
視覚的効果など映画技術の飛躍的進化には驚かされる。ニューヨークの
ビルの谷間をクモ糸を駆使して飛びまくるシーンは正に見ものです。
しかし、この映画の面白さは学園ものの古典的定石、マドンナを挟んで
の三角関係である。皆さんも昔、経験があろうが、大体恋敵は成績優秀、
スポーツ万能、はたまた金持ちの坊ちゃんと、自分には分が悪いものだ。
そんな時思ったハズだ!あ~ぁ僕がスーパーマンだったらナ~と
そんな願いを実現させたのが「スパイダーマン」なのです。
そして等身大かつ悩めるスーパーヒーローであることが普遍的ヒットの
根源なのでしょう。
主役(ドビー・マグワイア)の真面目な不器用さが誠に旨い。
隣りの幼馴染M・Jメリー・ジェーン(カースティン・ダストン)に
対しての、もたつき態度は名演だ。
M・Jに対する暴漢を撃退した後に唯一ラブショットがあったが、
わざわざ雨でずぶ濡れにしたのは、さすがサム・ライミ監督!
この女優のどこが魅力か知った、サービス精神の成せる技でしょう。
よく、ハリウッド映画は大味だと言われるが、この映画を見る限り
軽薄なテーマでも、随所、細かいところに相当気を使い、金も使って
いる事が判ります。この姿勢はむしろ立派だと思いました。
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