日曜の朝はゴルフ、午後は自宅にて冷えたビールを呑みながら、
先日観た「The コア」’03のパンフレットをパラパラ眺めていた。
正に至福の時。
主演の地球物理学者(アーロン・エッカート)のフィルモグラフィーを
読むと「ベティ・サイズモア」('00)に出ていたとの由、ハテどこに?
記憶なし、医者の中の一人かな? という訳でDVDを再検証しました。
役者というのは、何とも羨ましい職業だ、多羅尾伴内の如く、いろんな
人物になれる、今回A・エッカートは本当に「嫌な奴」に成りきり過ぎて、
「彼だ」と言われても気が付かない程、見事な変身だった。
カンザスの田舎町、車のディーラーで、口八丁で身勝手、尊大な男を
演じた。女房ベティ(レネー・セルウィガー)がいながら、浮気三昧。
一方、充たされない妻は、TVの昼メロ「愛のすべて」を見ることで
心を癒していた。
しかし、男はヤクを横流したばっかりに、殺し屋に惨殺される。夫が
殺される場面をのぞき見したベティはショックのあまり、自分をテレビの
「昼メロ世界の人」に自己逃避してしまう。(実際よくあるらしい)
現場の混乱をよそに、TVのヒーロー「心の医者」(グレッグ・キニア)
に会うために、彼女は一人、ロスへ向かう。
いやぁ~面白いシナリオだ!カンヌで脚本賞をとっただけはある。
それから(R・セルウィガー)の天然ボケぶりは可愛ゆくて、はがゆくて
男として放って置けない気持ちになる。あらためて、私はポチャ型、
色白、やや天然ボケタイプに極めて弱いことを自覚する。
脇が良い!殺し屋が(モーガン・フリーマン)教養ある黒人役といったら
彼の右に出る者はいないでしょう。相棒(クリス・ロック)もギャグを
使わず真顔の分一層面白かった。二人の掛相は絶妙である。
(G・キニア)を見るといつも、おかまさんを連想する。「恋愛小説家」で、
あんまり名演したので、なかなかあのイメージを振り払えないのです。
この映画を逆から見ると、いわゆる「ストーカー」行為である。
つまり自分は「あの人の恋人だ」と思い込んだ人を誰も止める事は
できないのです。だからストーカーは怖いですネ
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