地獄から出てきた悪魔の子供
先日「スパイダーマン 2」の感想を書きましたが、
同じコミック出身の「Hellboy ヘル・ボーイ」について一言。
正直このコミックは知らないのですが、人気あるらしい。
米国のコミック・キャラクターはスーパーマンが光輝く勧善懲悪な
ヒーローであるに対して、それ以外のヒーロー、バットマン、
スパイダーマン、デアデビル、など皆、闇から登場タイプの爬虫類的
マイナーな印象がありますが、米国人はこんなキャラが好きなのだろうか?
その最たるものがこのヘル・ボーイ、そうでしょう!地獄から出てきた
悪魔の子供なのですから。
1944年ナチスは戦局打開のため、地獄から悪魔を呼び出す儀式をしていた。
そこを米軍の急襲を受け、ナチスは全滅した。そこで米兵が見つけた物は
小さな悪魔の赤ちゃんであったのだ。その当時ニックネームの
ヘル・ボーイとして話題になったが、しだいにその存在も忘れさられた。
60年たった現在、ヘル・ボーイは成人し、なんとFBI所属で
超常闇世界からの侵入者を防ぐ、重要な役割をしていたのだ。
大人になったヘル・ボーイは巨漢で大きな角をもつ正にグロテスク
極まりない悪魔の姿に成長した。その役こそ、そのままメーキャップ
の必要ない役者、私のお好み!あの(ロン・パールマン)さんです。
エイリアン4で出てきた、顔中傷だらけのまるでゴリラの様な乗組員、
あの悪評「D・N・A」で出てきたミュータント、他が全員マスク
なのに彼は素顔で出てきて一番怖かったという逸話もある。
あの「薔薇の名前」でも異様な形相で存在感を示した。正に個性派!
否!異型派の俳優であります。
異形のヘル・ボーイを育て上げた学者役にジョン・ハートさん
彼はあの異形の人「エレファントマン」‘80を演じた名優で、
正に因縁の役どころと言えます。
映画の内容は「ゴースト・バスターズ」みたいなものだった。
彼が主役を張れる映画はこの手のもののみだろう、
メキシコ人の監督ギレルモ・デル・トロが指名して抜擢した。
米国映画の懐の深さを感じた。
ロン・パールマン!好きだな好この人、
この人が出るといつも嬉しくなります。
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