人類を滅ぼすのは大自然の猛威ではなく、人間の愚かな仕業である。
2日前、TVで原子力委員長さんが「これは人災だ!人災だ!」と
叫んだ。ち・ち・ち、ちょっと!貴方は、ついこの前まで原子力は
安全派の第一人者だったのでないの?
今ドイツではO-104という大腸菌の感染が拡大している。
日本ではO-157と最近では焼肉えびすのO-111が発生した。
2010年宮崎県で口蹄疫が、2011年鳥インフルエンザがまん延した。
3・11大災害の発生メカニズムは1973年の小松左京の「日本沈没」
で予測されていたが、小松左京はもう一つの危機を予測していた。
1980年の映画「復活の日」で警告したのは「細菌 VIRUS」である。
この映画に一言。
人間は遺伝子の領域に研究を進めた結果、増殖を抑えられない猛毒性
の細菌MM-88を開発した。時は1982年、米ソ冷戦時代である、
東ドイツ陸軍細菌研究所から盗んだ細菌を運ぶ飛行機が墜落、細菌は
世界中に広まり人類は全滅した。 南極大陸に863人を残して。
しかしわずかに残った人類も風前の灯であった。日本人地震学者
(草刈正雄)が1ヶ月以内に米国東海岸で大地震が起きる事を予測した。
愚かにも人類が滅びる直前米ソ両国とも核ミサイル報復装置を起動して
いたことが判った。この南極も標的になっている、もし地震の振動で
米ソ両国の全ミサイルが発射されれば、人類は完全に消滅する。
人類生き残りをかけ、二人の男は起動を解除すべく汚染された首都
ワシントンに向かった。
南極の氷のシーン、ジャニス・イアンの歌声が切々と流れる・・・
製作期間3年をかけ、制作費22億円 当時人気TVの外人スター
が続々と出演させた堂々たる角川大作。私のベスト10に入ります。
ぜひDVD or YouTube復活の日 で要所見れますゾ
それにしても、科学が進んだ今、人類は素粒子(原子核と電子)の
領域に入り込み、さらに遺伝子の領域にも入っている。
正に宇宙と生命の世界である。ここはある意味「神」の領域でもある。
果たしてサルから進化したに過ぎぬ愚かな人間に制御できる領域
なのだろうか。 本当に心配である。・・・・・・・
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