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投稿情報: 05:46 カテゴリー: た | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
(リドリー・スコット)監督が、敢えて創る戦争映画ならば
只の活劇ではないはずだ。との期待で「プラックホーク・ダウン」
を観ました。
戦場はソマリアの首都モガディシオ、市街戦を見ていて昔の映画
「アルジェの戦い」(’66伊&アルジエリア)を思い出しました。
あの映画はアルジェリアが仏国から独立するまでの激しい戦闘を
見事なドキュメント・タッチで再現したものだ。
アルジェリア人の民族意識が強烈だったと記憶。
さすがR・スコット監督 ある意味で米国の軍事介入の汚点であり
大失敗であった'93年の「ソマリア派兵」を敢えて取り上げ、
そこで、徹底的な戦闘リアリズムを追求したのだ。
リアリズムにはヒーローを演じるビッグネームのスターは邪魔である
また「P・ライアン」’98の様な愛国心も邪魔である。
戦争の是非や民衆の苦悩などは一切考えず、戦闘の凄さましさだけを
徹底的に表現して見せた。そして、群がり来るソマリア人民の憎しみは
尋常ではないことを見せてくれた。
正に映像職人R・スコット監督の得意分野、真骨頂でしょう。
製作者は派手好きの(J・ブラカイマー)さんだが、この戦争は米国の
恥辱的敗退であったためか、前作「パール・ハーバー」’01に対する
批判を反省したのか自分の色を抑えたのが良かった。
よく我慢されましたネ
しかし、いくらリアルでも映画はやはりエンターテインメント
いつものパターンだが 軍隊に必ずいる、尊大な将校、エリート上官、
ベテラン軍曹 そして初年兵など皆登場させた。
今回もたたき上げ組みが特に格好よかった。トム・サイズモアいつもの
ようなごっつい脂ぎったおっさんなのだが、相変わらず巧い
P.Rのノルマンディーでも戦っていたが、私も彼のファンなのです。
あと、グロスターの漁師(ウィリアム・フィチナー)と、はじめて
見かけた役者(エリック・バナ)が渋く、得しましたネ。
この映画の主役は米軍が誇るハイテク武装ヘリの「ブラック・ホーク」だ
あえて邦題にすると「鷹は舞い降りた!」だろうか?
しかし、地上に降りた鷹は単なる餌食にすぎなかった。・・・・
投稿情報: 04:20 カテゴリー: 2004 見た映画, た | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
今もっとも油が乗った男優NO1というと、ブラット・ピット
今もっともフェロモン女優NO1というと、アンジリ~ナ・ジョリー
この二人が共演するとなると、面白くないはずは ないし・・・
又、無事に済む訳が無い。
ブラット・ピットがジェニファー・アニストンと離婚した原因と
思われる映画!真実を探るべく「Mr.& Mrs.スミス」拝見。
いやぁ~面白い! 「トロイ」で刄金の肉体に鍛え上げた(B・ピット)
「トゥーム・レイダー」でガン・テクニックと武道を完全マスターした
(A・ジョリー)この二人のラブ・シ~ンと対立バトルは見ものである。
二人は南米コロンビアで、偶然出会い一目で恋に落ちた。
イケメンと美女、あまりにもピッタリの二人ゆえ即結婚してしまった。
一般人でも仕事と結婚の両立は難しいが、この二人の仕事は何と
殺し屋であった。その事をお互い隠して、夫婦生活がはじまった。
この夫婦生活がまことに面白いのだ、
夫はコンピューターの技術者ということで出張が多い、
妻も投資会顧問会社の社員ということでこれまた出張が多い、
お互い出張中に一仕事(殺し)をしてくるのだ。
殺しの仕事が終わると何食わぬ顔で、家庭生活に戻るのだ。
結婚生活も6年経った。妻の言葉「嘘は付かないノ、でも秘密があるノ」
の如く、お互い愛はあるが、しょせん偽りで固めた生活であり、どこか
満たされないため、夫婦とも倦怠期に陥っている。
そんな時、二人の仕事がバッティングし、二人の正体が「殺し屋」で
ある事実がバレてしまった。
正体を知る相手は必ず殺せと、それぞれの組織から命令が出たのだ。
さぁ!倦怠期どころではなくなった、夫婦愛をとるかプロの殺し屋を
貫くべきか、この辺のジレンマが大変面白い、特に正体がばれた後は、
緊張感から、むしろ夫婦愛が高まったと思えるほどだ。
監督が「ボーン・アイデンティテー」のタグ・リーマンゆえ夫と妻の
バトルは息も付かせぬスピードで迫力満点である。
それにしてもB・ビッドもA・ジョリーも動きにスキが無く、
抜群の運動神経で見事な殺し屋ぶりを見せてくれる。
特にジョリーはスーパーモデルの如くファッショナブルで
エレガントで美しい、もうS@Xアピールムンムンの二人だった。
私見であるが、二人の眼差しは信頼に溢れ、呼吸があまりにも
ピッタリと合っており、これは演技を超えている。
私でも、この二人は前から「あやしい~」と思うのだがら、
前妻アニストンが疑ったのは無理もない話と思う。
この映画 倦怠期の夫婦にお勧めの一本、参考になるかも・
投稿情報: 07:05 カテゴリー: 2005 見た映画, み | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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