最近は英和辞書を手放せない。
洋画のタイトルは殆ど全て、英語原題のままで上映される。
そればかりか、日本映画までも「TRY」や「Lover's Kiss」
なる英語的題名をつける傾向に少々驚くばかりです。
この映画「最近は英和辞書を手放せない。
洋画のタイトルは殆ど全て、英語原題のままで上映される。
そればかりか、日本映画までも「TRY」や「Lover's Kiss」
なる英語的題名をつける傾向に少々驚くばかりです。
この映画「ボーン・アイデンティテー」のボーンは骨だろうか?
生まれかな?たしかI.D は身分証明書だから「骨の身元」か
[出生証明書」などと、考えたあげく、「Bourne Identity」は
辞書を引いて、やっと[ボーン君の身元」と理解した次第。
ロバート・ラドラムの原作本に付いている邦題は「暗殺者」故、
本来それを映画の題名にすべきと思います。あとは[忘れた男]
とか、[パリから来た男」とか「愛と青春の暗殺者」とか、いっそ
[暗殺者はつらいよ」くらいにしてくれたら、後々記憶に残るのに。
[ゴ~ン・ウイズ・ザ・ウィンド」は記憶にならぬが
[風と共に去りぬ」は決して忘れないのと同じだ。
前置きはそのくらいにして、CIA工作員ボーン(マット・デイモン)は
ジミー大西・デーモンの如く、まるで体育大学空手部員みたいで、地味で
普通の男である。ほんもののスパイは本来、目立ってはいけないので、
この点はリアルだ。
007の(P・ブロスナン)やM・Iの(T・クルーズ)などは、すれ違っただけ
で皆が振り向くほどハンサムだ。これではスパイ商売にならぬはずだ。
ボーンの正体は「3千万ドルかけて作り上げた人間兵器」(テロリスト
やんけ)である。日本円にして36億円も元手が掛かっているのだ。
普通ここまで金を掛けたものを、簡単に抹殺するだろうか?
また彼の実力を知っていれば、抹殺するのに、CIAも相当な犠牲と
損害が出ることは判るはずである。
ボーンは真面目な男である。CIAを裏切る男では無いのだ。
その証拠に、CIAのボスから[こんな事態になったのは、お前が任務を
失敗したからだ!」と叱られた時、済まなそうな顔して謝罪してました。
散々命を狙われた後に拘わらずである。これには笑っちゃいましたヨ。
CIAのボス(クリス・クーパー)の態度も少々おかしいですヨ。
やたらCIAオフイスで号令を掛ける、[最重要だ!生かして置くな!
全員出動だ!レッツらゴウ!」まるで野球のベンチみたいだネ
ボーンを抹殺するなど、CIAの作戦は明らかに間違いだった。
隠密行動と言いながら、パリの街中、カーチェイスに、銃撃戦に、
巻き添え殺人何するものぞ!と、派手・派手になって行く。
そもそも、早く見つけ出し、どこかに隠れてもらえば済むことだった。
しかし、従来のスパイ映画と少々趣が違い、面白かったです。
でもあの主役二人は合うと思いませんか?真面目な男とフーテン女の
カップル。私はこのハッピーエンドのラスト好きですヨ・・・
今後はあのリゾート地で、たぶん女房は食堂経営し、亭主は外人
相手の観光ガイドでもするのだろう。めでたし、めでたしデス
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