Descend 下がる→伝来する→子孫である
descendant 子孫 末裔(えい)
原題はdescendants 「ディセンダンツ」であるが、
邦題は「ファミリー・ツリー」どちらも、「子孫たち」と
いうことで同じ。
では誰の子孫かというとハワイの王様(カメハメハ大王)です。
ハワイ観光では必ずカメハメハ大王の銅像を見ますよネ、あれ!
機内上映で見ましたので一言 以下内容出ますぞゾ・・・
ハワイ・オアフ島で生まれ育ったマット・キング(ジョージ・
クルーニー)はカメハメハの末裔である、弁護士をしており、
美しい妻と二人の娘がおり、幸せな生活をしていると思っていたが・・・
なんと妻がボード転覆で昏睡状態に陥った。寮生活をしていた長女も
駆けつけ、母が脳死であることを伝えると、悲しみでショックを受ける。
その時娘からなんと!妻が不倫をしていたこと、さらに本気で離婚まで
考えていたことを知らされる。
妻の不倫は、親友夫婦も知っており、知らぬは亭主ばかりなりであった。
彼は昏睡の妻に怒りをぶつけた。しかし一抹の?自責もあった。
そして不倫相手の男と対決すべく、子供たちと隣のカウアイ島に出かける。
しかし何と彼も美しい妻と幼い子供がいる幸せな家庭持ちであったのだ。
不倫の男は只ただ謝るばかりであった。
幼い次女に、脳死である妻の生命維持装置をはずす説明をした。
泣きながら納得する子供たち。
家族で青いハワイの海に遺灰をまくシーンは静かで感動的である。
日本人が最も好きな、明るく楽しい楽園ハワイで、何不自由なく
うらやましく見える家庭の中でも、辛く悲しいドラマがある、夫と妻、
親と子、それぞれ人生していて、その修復の毎日である。
この映画のテーマは正に家族修復ドラマであるが、G・クルニーですもの、
先祖伝来の土地カウアイ島「自然と開発」もテーマの一つでありました。
この映画は、見事2012年84回「アカデミー脚色賞」を受賞しました。
監督にして脚本を書いた(アレクサンダー・ペイン)が受賞。
彼はワイナリー巡りを画いた「サイド・ウェイズ」で2005年度
アカデミー脚色賞も受賞しており、これで2回目の快挙である。
「アバウトaシュミット」02 も良かったが選ぶテーマが良いのでしょうネ
どちらも人生悲しいことも多いが、明るく楽しく生きるべきという映画。
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