ファインディング・ニモ 2003 米国

相変わらず出張の日々、新幹線の中、空白の時間を利用して、
映画「ファインディング・ニモ」の感想を書きました。

アニメを見たのは2001年のファイナル・ファンタジー（F・F）以来。
F・F は愚かにもアニメを限りなく実写に近付ける試みをして
見事に大失敗。

 

聞くところによると、この映画作った会社も大変な由。
実写にしたいなら普通の映画を撮れば良かったのだ。

その点さすがディズニーさん、見事なデフォルメ・アニメで、
かわゆいニモを創り出した。

このキャラなら子供の共感度はバツグンだ。

それからニモのパパ、マリーンは小心者だが子供のために命懸で
頑張る父親魂は涙もの、

そして人間なら助演女優賞確実のオサカナ、ドーリーさん、

まるで2001「メメント」並みのもの忘れのお魚、彼女の楽天さが

なければ、ニモ親子はどうなっていたか判らない程だ。

 

日本語版、おどぼけ声の（室井滋）はピッタリ
アニメの顔も彼女に似ていると思う。

魚の社会はクジラもカメも、あのサメさんまでも、協力してくれる
共存共栄の社会だ。ニモ親父の愛は父親のかがみである。

共存共栄は今人間社会が喪失つつあるそのものであります。
親の子殺し、幼児虐待が頻発する嘆かわしい風潮
「アニメよく観て、我が身を正せ」の一本でした。