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昨日からBS2で黒澤明映画特集が始まり、2000年の1月1日まで断続的
に続きますネ、大変うれしい。その第1回は「虎の尾を踏む男達」でした。
正に勧進帳ですが、先ずこの題名、気が利いています。
この映画の製作は'45年だが、7年も公開されなかったのですネ、
主君に対する忠義がGHQ検閲に引っ掛かったのでしょうか?
さてこの映画、黒澤映画の原形が見られます
大将を中心にして家来がずらり左右に座してのロングな舞台構図は
その後の黒澤時代劇の基本構図(必ず、軍議からはじまる)
強力エノケンの狂言まわしは、まるで「七人の侍」の三船、
「乱」のピーターみたいです。
それから明らかにペイントの空は正に「影武者」の空でした。
それにしても大河内伝次郎と藤田進の問答には字幕が必要でしたネ
その後の1時間は淀川さんの黒澤映画の論評がありました。
インタビューアーが時間で止めようとしたら「もっと、もっと聞きなさい、
もっと良い事聞きなさい」と続行させ30分も話しました。
すごい彼は本当に黒澤映画を愛していました。
そしてその2ヶ月後に亡くなられたのです。・・・・ 合掌。
トラフィック観ました。
成る程、私の好きな社会派+ドキュメンタリー的+群像ドラマ
米国とメキシコ国境を挟んでの麻薬取引それがトラフィックである。
そして何と言っても凄いのはホワイト・バランスや露出を間違えた
映像が見事に現実感を浮き出せたのだ。
これで、今後自分の写真を失敗したら「トラフィック」を真似たのだ
との口実ができた。
天才とは、この監督(スティーブン・ソダーバーグ)を言うのでしょう
「アウト・オブ・サイト」「イギリスから来た男」「エリン・ブロコビッチ」
そして「トラフィック」4打数4安打(2ホームラン)は天才だ。
次回作が楽しみだが、何ですかしら?
それにしてもマイケル・ダグラス家は凄い!商売人!
M.ダクラス、C・セダ・ジョーンズ そして未だ見ぬ子供まで出演させた。
多分彼らの事、胎児のギャラも摂っているに違いない。
・・・以下内容若干でます・・・
デニス・クエィドには気の毒だが、どうしても寝取られた夫のイメージが
消せない。反対に、この役では人妻を横取りしようとしたのがバレて
制裁されてしまう割の合わない役だった。
さらに、この映画とライバル関係にある「グラディエーター」で、
あの憎っくき仇敵が主演男優賞の栄誉とは、何とも可哀相である。
この仇敵には制裁が必要ですゾ
将軍(トーマス・ミリアン)なつかしいですネ
彼はマカロニ・ウエスタン役者で、当時彼のシリーズ追っかけてました。
この映画では一番の悪役だ。それにしても今までの映画で
メキシコの将軍が善人だった例は皆無だ。
この映画の優れているのは単なる悪党の抗争や警察対悪党の戦いでなく
麻薬中毒患者(娘)のやり始めからドップリ漬けまで表現していること
どんな優等生でも麻薬にはまると末路は売春婦になる。
将軍の言葉が印象的だった、「治療などしなくても勝手にくたばる」
本当にマヤクはコワイものですゾ。
黒澤映画は見逃さない私、30年前、黒澤明、木下恵介、市川昆、小林正樹
の4巨匠「四騎の会」の第1回作品として発表したが実現しなかった。
そして今、唯一存命の市川昆監督がこれを映画化することが出来たのだ。
物語は江戸時代の或る小藩、そこにはやくざが牛耳る無法地帯があり、
藩の重役達もやくざと結託し利権を欲しいままにしていた。それを
[どら平太]こと無頼な町奉行(役所広司)が一掃すべく江戸から派遣された。
やくざをほんろうし、藩の重役をあわてさせる脚本は「用心棒」と
「椿三十郎」を思い出させた。重役達も(大滝秀治、加藤武、三谷昇)と
黒澤ゆかりの配役だったので黒澤の世界を期待したが、やはり似て非なる
ものだった。
「雨あがる」はまぎれも無い黒澤映画であったが,
「どら平太」はあくまで市川映画であった。
巨匠に別の巨匠もどきの映画を期待するのは間違っていますよネ
トランスフォーマーⅠもⅡも見たからにはⅢも観なければならないとの
変な義務感からと、TVで「驚異の映像革命 未体験3D」との宣伝文句
につられて、ついつい劇場に足を運んでしまった。
後期団塊の世代である私にとり、生まれて初めてみた映画が「ゴジラ」
(1954)であった故か、いわゆる特撮映画、今で言うVFX映画が来ると
見ざるを得ない習性なのです。こんな人結構いるのではありませんか?
監督は全米一のヒットメーカーで稼ぎ捲くっている(マイケル・ベイ)さん、
大金をつぎ込み、VFXと3D映像でこれでもか!というほどド派手な
破壊アクションを見せてくれた。
正直(マイケル・ベイ)の映画は突っ込満載、つじつま合わぬ事が多々、
登場人物は「俺がイッチョやったる」と品性に欠けるが男気があるキャラ。
それがアメリカ人気質に受けて大ヒット連続となったと推察。
いずれにせよ、人類が発生する遥か前から、宇宙では金属(ロボット)
生命体トランスフォーマーが二つの勢力に分かれ大戦争を繰り返していた。
そして悪のディセプティコン軍がいよいよ地球乗っ取りを謀り、地球を
舞台に大戦争を開始した。人類は正義のトランスフォーマーであるオート
ボット達と協力して防戦に出たのだ。
シカゴ市の協力を得て、市街を封鎖して撮影したとの由、上空からの
映像がたくさん出てくるので、あそこはジョン・ハンコックセンターだ、
ショッピング街のマグニフィセント・マイルとか楽しむことが出来る。
そしてその高層ビルや橋や名所がメチャクチャに破壊され、挙句人間達
は光線銃で粉々にされる。
アメリカの自治体は映画に寛容ですネ、日本だと騒音だとか交通障害とかで
絶対許可になりませんワ。(日本では昔からの祭りですら、制限されます)
この映画の見所は何と言っても、スポーツカーやトレーラーがロボットに
変身するさまの映像である。コンピューター映像の超進化により、小さな
部品まで一個一個が変身して行くこだわりが凄い。
主役サムは(シャイア・ラブーフ)、共演は演技派(ジョン・タトゥーロ)とか
常連であるが、どういう訳か 名優(ジョン・マルコビッチ)と(フランシス・
マクドーマン)まで引っ張り出したのは何故でしょうか?ネ
この映画「トランスフォーマー2リベンジ」のオープニングは、まるで
あのSF最高の名作「2001年宇宙の旅」'68を思わせるシーンから始まった。
紀元前1万7000年である、野生のトラを狩る旧人類の群れに、突如巨大な
ロボットが出現して旧人類たちを踏み潰したのだ。この機械生命体と比べると、
有機体生命である人類はまるで虫けら同然であった。
時が変わって現在の上海、「トランスフォーマー1」で勝利した善玉サイバトロン
軍団は人類と共に「NEST」という新組織をつくり、悪玉デストロン軍団の残党
を一掃すべく探索していた。
突如、工事現場のトラクターショベルがロボットに変身した。敵も仲間も次々と
擬態からロボットに変身してすざましい戦いとなった。上海の街、高速道路、
海峡大橋も巻き添えとなり、どんどん破壊される。
海底から親玉デストロンもよみがえり、この地球で善・悪2大ロボット生命体同士
の戦争が再開したのだ、悪玉は太陽を破壊しようとする、いよいよ地球の危機である。
いやぁ~前作より速やかに、より複雑に絶えず擬態変身を繰り返し、大暴れする
迫力映像と、その技術進化ぶりに驚愕するしかなかった。
さて内容であるが、なんだか、次々思いつくまま、追加脚本しまくった様な話運び。
オープニングの如く機械生命体ロボットは、有史前から地球にいたと説明された。
荷車や自動車などに擬態し、人間は気が付かなかっただけというのもなんだか 変?
あんなに巨大で、人間よりもはるかに高等な生命体が、今まで隠れていたなんてネ。
あのサム君(シャイア・ラブーフ)も急に天才になるし、前作の意地悪エージェント
(ジョン・タトゥーロ)はロボット専門家となり、二人で走りながら謎を解きまくる。
恋人ミカエラ(ミーガン・フォックス)は色気だらけの女性に成長。
米国の男女は、日本の草食系と異なり、まだまだ肉食動物ということが判る。
まぁ色気と卑猥な会話は個人的には好きですけど、この監督マイケル・ベイさんの
映画風味って、「バッドボーイズ」「ロック」「パールハーバー」「アルマゲドン」など、
大味でいつも少々品が悪いと思いませんか?
この映画の見所は、やはり究極のSMX特撮映像、そしてエジプトのピラミッド、
ルクソール神殿、ヨルダンのぺトラ遺跡、などの世界遺産が見れることかな。
投稿情報: 06:47 カテゴリー: 2009年見た映画, と | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
見所は、エイリアンの変身振り
スピルバーグの映画となると、我々同世代の者は呪縛の如く、
どうしても見てしまうんですワ、彼は1975年鮮烈に登場した。
映画の面白さを全て凝縮した「ジョーズ」をさぁどうだ!と
云わんばかりに見せつけた。しかも年令28と聞き、驚愕する
と共に、爾来、同世代の私にとって羨望の的になったのです。
当時、彼のキャリアを早々調べたが、まだ大学生の時に製作
したテレビ用映画1971年「DUEL=激突」を見て、彼が天才で
あることを確信したものだ。
そしてその「激突」に登場した巨大な殺人トレーラーを今又
「トランスフォーマー」として再登場させたのだ。
さらにこの映画の主役は青春真っ盛りの高校生カップルだが、
この青年サムこそ「バック・トゥザ・フューチャー」(85,89,
90)のマーティーそのものキャラである。
カタール砂漠の米軍前線基地に突然進入した戦闘ヘリMH-53は
突如、大型ロボット(ブラックアウト)に変身(トランスフォ
ーマー)し、激しく攻撃を始め、あっという間に米軍を全滅
させた。この無慈悲無差別な殺戮ぶりは「宇宙戦争」'05の
エイリアンそのものである。
米国大統領が搭乗している「エアホースワン」は正に空飛ぶ
司令塔である、その機内の隅に置いてあった小型のポータブル
ラジカセから突然足がはえカニの様なもの(フレンジー)に
変身した、そして米軍の全ての情報をハッカーし始めたのだ。
このカニのイマイマシさはまるであの「クリッター」'86の如くである。
今回のエイリアンは金属生命体(ロボット的な生き物?)で
ある、その生命のエネルギー源である巨大な金属立方体
(キューブ)を求めて地球にやって来たのだ。このキューブ
は丁度「2001年宇宙の旅」'68のモノリスの様なものでしょう。
ややこしいことに、善玉(サイバトロン戦士)と悪玉(デスト
ロン軍団)エイリアンがやって来て、この地球で、壮絶な戦い
を繰り広げたのです。
この映画の見所は、エイリアンの変身振りであります。
トレーラーから、救急車から、ヘリから、M1エイブラムズ戦車
から、カマロから戦闘ジェットF-22から大型ロボットに変身する
のだが、それがまるでルービック・キューブを解く如く正確に
詳細に、しかも激しく戦いながら変身していく、この映像技術
は新しく正に革新と言えるものです。
あの「ジュラシック・パーク」'93の映像技術で見事に恐竜を復活
させ、我々を驚愕させたスピルバーグが、新映像でまた我々の度肝
を抜いてくれたということでしょう。
そしてマイケル・ベイ監督とS・スピルバーグ製作総指揮者の
今までの作品や、多くのSF映画がオマージュとして登場し、
その映画が次々とトランスフォーマーしていく映画でもあると
思いました。
スピルバーグの映画は中盤まではこれでもか!と見せ場を作る
濃い映画だが、最後はあっけなく簡単に めでたしめでたしで
終わってしまう。今回も・・
金属生命体は人類より百万年も進んだ文明を持つ生きものですヨ
この地球で、じっと人間を見守り、控えめに生きることに決めた
様ですが、そんなことできるのか?
バンブルさんはサムの自家用車カマロとして一生仕えるらしいが
それは人間がアリに仕える様なもの、そんなこと我慢できるか
疑問デスワネ
やはり故郷の星へ帰るべきでしょう。
投稿情報: 06:34 カテゴリー: 2007観た映画, と | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
なるほど、これは世にいう「007」のパロディー映画ですネ、
古くは人気TV「それいけスマート」から「オースティン・パワーズ」
まで数多くのパロディーを生んできた。
スパイもののバイブル「007」に改めて敬意を表しました。
主演はヴィン・ディーゼルさん、正直この人初めて観た。
「ワイルド・スピード」でヒットし大ブレイクしたとの(ちらし)を
見たが、残念ながらこの手の暴走族的映画は観てないので、
こんなスターがいたなんて全く知らなかったのです。
そして驚いた。このxXxトリプルXのギャラは1000万ドル!
この続編には2000万ドルとの由、為替123円として24億6,000万円
貰えるらしい。
税金を30%とられても17億円が残る計算。もう一生困らない、
なんて世帯じみた、ため息が出た。この人本当にこんな大スターなの?
そう思うとムラムラと怒りが込み上げてきました。
体型はまさにマッチョなプロレスラー並みだが、(ザ・ロック)の如く
カリスマレスラーではないし、(シュワルッツネッガー)の如く
国際ボデー・ビルダーの第一人者でもない。
スタローンは「ロッキー」「ランボー」という地球規模のメガヒットで
メジャーになった。このxXxはとてもメガヒットとは言えまい。
一歩譲ってJ・C ヴァン・ダムやS・セガールと比べても 彼らは一応
武道家であるのでカンフーのシーン(だけは)なかなか見せてくれる。
一方ヴァン・ディーゼルの格闘はたんなる演技である。
今回の映画の見せ場はモトクロスバイクとスノーボードのアクション
シーンであるが、とてもあの体型では本人ではないだろうし、本人だ
という噂は聞いていない。映画技術の成せる業と思われる。
演技はどうか、あのヒロインとのKissシーンを見る限り、ペロペロ
なめるだけ、とても演技派とは思えなかった。
では容姿はどうか、ふむ~一昔前ならば 真っ先に殺されるチンピラか
ヒーローに格闘の末、叩きのめされる大柄の用心棒役のイメージである。
何故?彼が大スターなのか 良く判らんのデス。
私の年令のせいでしょうか? 誰か教えて下さい。
まぁ皆さん このxXxはアクション映画として結構面白い
ヒーローもヒロインもなかなかだがそこまで、強いて言えば
チェコの街並みは美しく、これは見る価値はあります。
映画自体を批判するつもりは全く無かったのですが、ついつい続編
ギャラが2000万ドルと聞き、怒りと嫉妬に燃えてしまったのです。
ファンの方がた、貧乏人のひがみとお許し下さいませ。
投稿情報: 06:46 カテゴリー: 2002 見た映画, と | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
先日のハンガリーGP でシューマッハが優勝、強い!
と言う訳で「DRIVEN」=ドリヴンを観ました。何ゆえ過去完了形なの?
監督こそ(レニー・ハーニン)だが脚本・製作・主演は(シルベスター・
スタローン)ゆえ、これは、また濃暑スタローン映画になるのか?
と恐れていたが、意外にもスタローンは脇に回ったり、主役に戻ったりで、
自分を極力抑えたのが誠に良かった。(やっと反省したんだ)
まぎれもない男の映画だった、熾烈なカーレースと駆け引きの世界
集中力が緩んだり、勝負を焦るとアクシデントであの世行きとなる
女はレースとレースの間の心の安寧と恐怖感を薄めるためのペットの
存在に過ぎない、逆に「集中するには気の散る存在だ」とポイと捨てる
こともある。命を掛けるチャンプ達には、許される我ままだろう
「イヨォ~お・と・こ!」
甘いマスクの新鋭挑戦者(キップ・パルデュー)もかわゆいが、やはり
ドイツ系チャンピオンの(ティル・シュワイガー)が渋く格好良い
女の選択は正しと思う。
さてレース画面は実写とCGを駆使して、迫力満点だ、どこがCGか判らぬが
車の接触瞬間は背筋が凍りつく思いだ。見る価値十分あり
そして、さすが米国映画だ!皆が納得するエンディングで納めました。
めでたし、めでたし。
それにしても、あのダイヤの指輪 3カラットはあるネ 300万円かナ
投稿情報: 06:43 カテゴリー: 2001 見た映画, と | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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