先日、家政婦のミタで絶好調の(松嶋菜々子主演)テレビ地上
波初放映の振れこみで「ゴースト もう一度抱きしめたい」が
TV上映されましたので、一言。
1990年の大ヒット映画「ゴースト/ニューヨークの幻」が20年
ぶりに日本版リメークとして製作されました。
米国映画をマネした日本映画は多いが、正式にリメークした
のは珍しいことと思い興味深深で見ました。
なるほど日本製作陣は丸々リメークでは能がないと判断したのか?
女(松嶋菜々子)が死んで幽霊となり、一人残される陶芸家を男に
逆転させました。
その主旨は何か? しかもなんと男の相手役を韓国の人気スター
(ソン・スホン)を起用しています。
なるほどなるほど、韓流女性ファンを目当にした正に商業主義が
成せる業とそれなりに評価しました。
あと霊媒師役は(樹木希林)芸達者で面白いが少々歳が行き過ぎ、
(余貴美子)か(久本雅美)くらいにすべきと思いました。
脚本は男女逆転以外は元祖ゴーストに驚くほど忠実でした
テーマ曲も「アンチェインド・メロデー」を使用しています。
なかなか面白く出来ており、映画としては成功であり、興行も
良い成績と聞いております。
まぁ旨くあらすじを追ったという意味では合格と評価しますが・・
しかし元祖の米国版「ゴースト」は相当エロチックな濃い濃い、
ラブストーリーでありました。 あのロクロの名ラブシーンこそ、
恋人達の間で話題と共感を呼び大ヒットとなったのです。
欧米の動物本能的恋愛と異なり、日韓アジア的な植物的恋愛もの
では文化風俗の差はありましょうが、同じロクロラブをアッサリと
済ませて全く「似て非なるもの」に仕上げておりましたゾ。
ゴーストという映画は幽霊の面白さと、あの濃いラブシーンが
あって名作となったのです。あの位の濃いシーンがなければ
画竜点睛を欠くと言えましょう。
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