「S.W.A.T」とは、Special Weapons And Tacticsのこと、
日本語訳できぬが、とにかく特殊部隊のことですワ
映画「交渉人」'99でSWATに狙いまくられた(サミュエル・L・
ジャクソン)が 今度はSWATのリーダーで登場した。
当時よりぐっと貫禄が出て、なんだか(モーガン・フリーマン)の
域に達した印象。
映画「交渉人」のSWAT隊長(デビット・モース)を見ているので、
S・W・A・Tは犯人を殺したくて、殺したくて、たまらない人種
の集まりと思い込んでいたが、この映画ではそうでもないらしい。
命令違反者(ジェレミー・レナー)は即刻クビになってしまった。
彼を見ていると「時計じかけのオレンジ」'71の主役(マルコム・
マクドウェル)を彷彿させる、自意識強く屈折したキャラが旨い
役者である。
悪役フレンチ・マフィアの若きボス、このニヤケ顔どこかで見たが、
思い出せない、しかしボスの割に世の中甘く見すぎたようだ、
(簡単な墓穴シナリオに不満あり)。
思い出した!「運命の女」'02であのダイアン・レインとトイレの
中で交わった憎いフレンチ野郎(オリヴィエ・マルティネス)か!
女SWAT(ミシェル・ロドリゲス)、「ガールファイト」’00以来
すっかり格闘技付いて、強く格好良い。
「スズメバチ」の女警官同様、戦闘アクションに出てくる女性は
皆たくましいシングルマザーと相場が固定している。
子供第一主義、男はたまに楽しむ相手と、割り切っているのだ。
C・ファレルとの格闘技を期待したが・・・。
さて主役SWATは(コリン・ファレル)毎回イメージが異なる、
「ジャスティス」'02の時はマジメ誠実な軍人弁護士、
「デアデビル」の時は憎憎しい殺人鬼に大変身、今回の役が
本人の正体に近いと推測、誠に精悍、かつ機敏、これでは女性に
もてないわけが無い。
今回はC・ファレル、O・マルティネス、J・レナーなど
若い群像を嫉妬しながら見ていた次第。
女を排除した男群像映画である。後半少々警官募集のための映画
に思えた。まぁ!たぶんSWATの全面協力ゆえ止むを得ないか。
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