世界一のエンターテインメント会社「ウォルト・ディズニー社」はミッキー・マウスや
ドナルド・ダックなどの歴史的な人気キャラクターを持っているが、新しいキャラが
欲しくなり、他社を次々合併して、あらゆるキャラクターを買いまくっている。
トイ・ストーリーやファインディング・ニモなど「ピクサー社」の人気キャラを買い、
スパイダーマン、アイアンマンやアベンジャーズなどコミックの王者「マーベル社」の
全キャラを買い、あの「ジョージ・ルーカス社」のスター・ウォーズまでも買収した。
マーベルのアイアンマンにあの性格俳優だった(ロバート・ダウニー・Jr)を
擁して大成功、これでマーベルは一挙にブレイクした。多分マーベルのキャラに
同じく名優を採用して、柳の下に二匹目のドジョウを狙ったと推察する、
(ベネディクト・カンバーバッチ)を擁して「ドクター・ストレンジ」を制作したのだ。
カンバーバッチはTVシリーズ「シャーロック・ホームズ」で名をはせ、「イミテーション・
ゲーム」2014の渋い英国俳優だが、それがアクション・コミック映画に出るとは!
主役「ドクター・ストレンジ」は神の手を持つ天才的な外科医である。しかし彼の
性格は仁術でなく算術(金儲け)と名声を優先する医者であった。
ニューヨークの豪華マンション、ケースに並んだ高級腕時計からジャガー・ルクルトを
取り出し、愛車ランボルギニー・ウラカンクーペに乗り込んだ。このシーンで彼が如何
に高プライドでセレブな医者であることが判る。しかしこの愛車ドライブ中、崖から
真っ逆さまに転落、かろうじて命は取り止めたが、指の神経はズタズタに裂かれた。
世界の名医を探し最新医療を施し、全財産を使い果たしても、手は元に戻らな
かった。絶望の中、カトマンズある謎の治療寺に辿り着いた。そこは人知や西洋
医学とは真逆の魔術修行の場であった。この映画はある意味、西洋対東洋、
科学対神、西洋医学対漢方治療、現世対異次元がテーマである。
合理的な西洋科学よりも神秘的な東洋的精神主義こそ真理というものである。
彼は厳しい精神修行と潜在治癒力で手は完治した。さらに彼の高いIQにより
魔術まで習得する、彼は医者に復帰しようとしたが、異次元からきた「闇の魔術」
が人類滅亡を企てていることを知り、「魔術師」となって戦うことを決意した。
とにかく映像はまるで万華鏡の中の様な異次元である。船酔い状態になった。
魔術の師匠(ティルダ・スウィントン)の姿は異形である、「コンスタンティン」2005の
天使役、「ナルニナ国物語」2005の白い魔女と、何か人間離れした役が多い。
敵役闇の魔術師(マッツ・ミケルセン)はデンマークの名優だが、007の悪役、
この映画など、悪役のトップスターだ。監督・脚本は(スコット・デリクソン)さん
年を取ると、病院でもらう医薬より、漢方やストレッチの方が効く様な気がする、
人間の生き方や思想は西洋より東洋の方がレベルが高いと思いますワ。
コメント
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