2014年3月 ウクライナ国内のロシア寄り政権が崩壊した。
対抗してロシアはウクライナ国のクリミア半島を編入してしまった。
マスコミは「新・冷戦時代」へ突入したと一斉に報道している。
その記事の前段に「冷戦時代とは」と説明が付いていた。
今の若い人には「冷戦」を説明せねばならないほど時が経った
とのかと驚いている次第。
「冷戦」とは第二次世界大戦が終了した1945年から
米・ソ連二大国による世界を二分した対立時代であり、
1990年にベルリンの壁が壊されドイツが統一した時まで
である。それから早24年も経ったのだ。
我々の若い時は007などの多くのアクション&スパイ映画は
ことごとく 米・ソの対立であり、ある意味現実戦争中ゆえ、
映画の内容はリアルであった。
というわけで映画のコピー 冷戦下、アメリカとソ連が隠し続けた
<衝撃の実話>ファントム/開戦前夜」2013に一言。
これは1968年ソ連潜水艦が原発事故でハワイ沖で沈没した
事実があったが、これを米国CIAが1974年に極秘に引き上げ
たのだ。これを「プロジェクト・ジェニファー」と呼び、主導したのは、
米大統領顧問で国際政治学者(キッシンジャー)であった。
その事実を元にして潜水艦で何が起こったかを推察フィクションした
のが「ファントム」という映画である。監督脚本とも(トッド・ロビンソン)
ソビエト海軍の潜水艦長(エド・ハリス)に秘密命令が出た。
老朽潜水艦B-67に新装置ファントムを装備したので、米国
ハワイ沖までの実験航海せよと言うものだ。
ファントムを開発した技師団(デイビッド・ドゥカプニー)が同船した。
彼らの正体は何と!ソビエトの好戦的先制攻撃主義者であり、
ファントム装置により敵のレーダーを逃れ、ハワイ近海から米国本土
へ向け核ミサイルを発射したのである。
この企てを察知した艦長や船員の自己犠牲により、潜水艦は
深海に沈ませ何とか世界の破滅は防ぐことができたのである。
見どころは艦内の心理戦と米潜水艦との魚雷合戦である。
さて私見ながら、今回のウクライナを挟んだ米国対ロシアの新冷戦
であるが、(キッシンジャー)の様なプロの国際政治家が生きて
いれば、ここまでコジレナかったかもしれませんネ。
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