エイリアンファンの私ですが、前に「エイリアン映画」には
正統と傍系の二つの系譜があると言ったことがあります。
正統はその時の最も旬な監督を擁し「エイリアン１～４」まで
作られたシリーズもの。１は恐怖の極み、２は壮絶なる闘い、
３と４で生命と宗教の域に達した感があります。
そして、その時の監督達は今や堂々たる巨匠名匠となった。
一方傍系の方はアニメも含め、エイリアン対あらゆるキャラターを
闘わせて、何でもありの世界である。
さて「カウボーイ＆エイリアン」
題名から察するに、完全に傍系のＢ級際物と思い込んでいた私だが、
映画のチラシを見ておどろいた。
製作総指揮（スティーブン・スピルバーグ）製作（ロン・ハワード）
監督（ジョン・ファブロー）
そしてな・な・んと主役カウボーイに007の（ダニエル・クレイグ）
と（ハリソン・フォード）とくれば、ちょちょっと超大作でないの？
昔ハリウッド映画といは「西部劇」でありました。
しかしカウボーイ対ネイティブインディアンの闘いがマンネリ化
したことや、やはり人種差別と先住民族絶滅という負い目の歴史
から西部劇が作られなくなりました。
現在のハリウッド映画はコンピュータＳＦＸによるＳＦが主流だが
「正統エイリアン」は生命倫理から宗教の域に達し、いよいよもう
続編を作ることが難しくなった
そこで出自はＢ級（2006年のグラッフィク・ノベル＝漫画本）だが
また初心にもどってエンターティンメント本格ハリウッド西部劇ＳＦ
映画を作ろうと企画されたのがこれ！立役者はスピルバーグである。
さて西部劇は定石そのもの、町に流れ者（Ｄ・クレイグ）がやって
来た。町の実力者（ハリソン・フォード）と対立するが、彼の息子
や町の者たちが謎の円盤にさらわれたため、捜索隊を編成した。
まぁ理屈ぬきに面白いので劇場またはＤＶＤでどうぞ、お勧めです。
ダニエル・クレイグはクルールな男だ、往年の名優スティーブ・
マックィーンの拳銃無宿(1958～）のジョシュ・ランダルを
思い出した。
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