いやはや、SF冒険活劇だった映画「スター・ウォーズ」は親子三代に渡
って見続けられた結果「シェィクスピア」の如く古典名作になった感がある。
最初に公開された「スター・ウォーズ 1」は1977年ゆえ、今作品で
38年経った訳である。1977~1983の旧三部作はSFエンター
テイント、1999~2005の新三部作はギリシャ悲劇風味の物語
にして六作が作られた。、
創設者ジョージ・ルーカス監督も、スター一本に掛け金も十分稼ぎ、これで
めでたし完結に至った訳であるが、な・何と!、まだまだ金に成ると踏んだ、
とある会社が全ての権利(ルーカス・フィルム)を買収し、続編3部作を
作ることにしたのである。
その会社こそ世界一のエンターテインメント会社の「ウオルト・デイズニー・
カンパニー社」である。
ごそんじの通り、ディズニーランドやディズニー・リゾートなどのテーマパーク
を世界中に作り、アニメ映画では「アナと雪の女王」など大ヒットさせ、
最大の米国コミックの「マーベル・スタジオズ」の配給権を獲得し、
「アベンジャー」を大ヒットさせている。
とにかく儲かるアミューズメントは全てものにしている会社である。
そんな訳で、デェイズニーの第1作目として「スター・ウォーズ/フォースの
覚醒」を完成させたのである。監督は娯楽映画のヒットメーカーである
J・J・エイブラムスさんを招聘。
いやはや、なんせ娯楽+エンタメ+金儲けのプロ会社ですもの。
客寄せを狙って38年前旧作品の主役を全員登場させたのだ。
我らのハン・ソロ(ハリソン・フォード)や レイア姫→今は将軍(キャリー・
フィッシャー)、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)皆年を取った。
しかしオリジナルファンも年寄りだ、なつかしさでわざわざそ劇場に来た人
も多々と聞く。
新三部作がギリシャ悲劇一色だったが、続編はまた昔のエンター
テインメントを復活させている。それからハン・ソロとレイア姫の二人に
子どもができたらしい、現代と同じように子育ては難しかった様だ、
よりによって、新悪の帝国「ファーストオーダー」の新ダーズベーダー
になっていた、という悲劇性を残している。
いずれにせよ、旧三部作で滅ぼした悪の帝国デス・スターに替わる
悪が復活してしまったのだ。そしてニュー・ヒロインのレイちゃん
(ディジー・リドリー)が孤軍奮闘、戦うことになるのだろう。
それにして結果は大当たり史上最高の売上記録となりそう、
ディズニーの思うつぼになりましたワ。
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