昔から「お宝の争奪戦」をテーマにした映画は数々あったが、
「メキシカン」’01のお宝はメキシコに昔から伝わる装飾用
ピストルだった。このピストルを殺し合いまでして、手に入れる価値あるか?
疑問のシナリヲですネ
主役のチンピラは(ブラッド・ピット)、その恋人に(ジュリア・
ロバーツ)と今最も旬な2大スターの共演であります。
しかし折角の2大共演というのに、画面にラブシーンは殆ど無く
色気なし。これは誠に勿体無く不自然な演出である。
J・ロバーツはこの映画や「E・ブロコビッチ」2000の如く
スッパなキャラが旨いですネ。二人の仲はラブラブであるが、
喧嘩が多くて関係修復カウンセラーを受けたこともあるのだ。
この映画の面白さは人質にされた彼女が殺し屋(ジェームズ・
ガンドルフィーニ)から恋愛についてのカウンセラーを受ける
ところに尽きますネ。
これは「ブロードウェイと銃弾」('94)の殺し屋(チャズ・パルミンテリ)が
作家に人生を教えるのと同じ面白さです。
プロの殺し屋というものは常に死と向き合っている職業であり
獲物を十分観察している。案外人生を知り、人を見抜いているの
かもしれませんネ
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