出張先で時間をつくり「6デイズ・7ナイツ」1999を観ましたので一言。
私の好きなラブコメディーにアクションのおまけ付き映画でした。
アメリカ映画は我々中年が見ると、元気が出る映画が多い、
元来、若者は小僧っ子扱いされ、存在感のあるタフな中年が主役で
いい所を取る傾向があります(これは日本映画と完全に異なる所点)
今回もハリソン・フォードの年齢50才以上(1999時点)で、
次第に若いアン・ヘッシュの心を掴む設定である。
相手役のヒロインはおおむね勝ち気なタイプが多く、
最初の出会いは良くなく、むしろ反目し合うというのが定石であります。
これは古くはジョン・ウエインの西部劇からの伝統でもあり、
この映画もその良さを世襲しています。
また嵐で飛行機が無人島に墜落し、男女2人きりになるとは、
それだけで期待してしまう設定。遭難サバイバルとさらに海賊との
戦いもあるが彼の底力と経験で切り抜ける。
その「頼り甲斐」に彼女も魅かれていくのがうれしい。
飛行機のフロートを引張りながらハリソンの年齢をきかれて
「まだ若いはネ」と言われたところと、彼の胸で「安心して」で眠る
ところがこの映画のベストシーンでしょう。
この映画は厳しいサバイバル映画ではなく、中年が若い女性に頼りにされ、
恋が成就する夢の様な「中年の為の中年の映画」としてお許し願いたい。
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