監督はシェイクスピア専門家の(ケネス・ブランナー)、俳優陣は英国の
名優でナイトの称号を持つ(アンソニー・ホプキンス)、スェーデンの名優
(ステラン・スカルスガルド)、アカデミー女優(ナタリー・ポートマン)
日本の人気俳優(浅野忠信)とくれば・・・・
シェイクスピア悲劇の映画と思うが、な・な・何とマーベル・コミックの
ヒーローの映画化「マイティ・ソー」2011であった、一言お許し下さい。
まぁ内容が神々の王と王子の確執、それから二人の王子の権力闘争ゆえ、
シエクスピア悲劇の要素があるので、この布陣になったのだろう。
しかし、そもそもの原作がマーベル・コミックのスーパー・ヒーローであり、
主役ソーが「スター・トレック」出身の(クリス・ヘムズワース)ですもの、
神の国と地球をワープしたり、大怪獣との戦いや、殺人ロボットが出てきたり、
少々荒唐無稽である。
今が旬のN・ポートマンとの恋も拙速付け足しで、とても恋愛とは思えない。
どうもケネス・ブランナーは神の国の演出のみで、宇宙戦争と地球バージョン
は特撮監督におまかせでないかと推察する。重厚なシェイクスピア劇とSF的
漫画がごちゃ混ぜで全く落ち着かない仕上がりである。結果は正直空振り。
それにしても神話というのは西洋も日本も似ていますネ
日本武尊(ヤマトタケル)もその強さと粗暴ゆえ、父である天皇に疎まれ、
異国の戦場に送られる。また草薙剣(くさなぎのつるぎ)を持つゆえに強く、
持たねば力を失うなど、マイティー・ソーが魔法のハンマー「ムジョルニア」を
持たねば無力なのと同じだ。
マーベル・スタジオ社とウオルトデズニー社は商売人ですネ、「ハルク」2008
「アイアンマン」2010「キャプテン・アメリカ」2011そして「マイティ・ソー」
2011で大いに稼いでおいて、その集大成として「アベンジャーズ」2012を製作し、
近々上映される由。
欧米そして日本のコミックファン、そして私も必ず駆けつけるのでしょう。
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