師走とクリスマス商戦で騒がしい街を歩いていたら、ふと、
ポスターを発見、看板も出てない小さな映画館だ、本当に
やってんだろうかとおそるおそる覗いたら、丁度上映時間だった。
「おいしい生活」はこんな映画館にふさわしい映画だった。
ウッディ・アレンの映画はいつも、その台詞に驚かされる
正に「オチ」の連続で本当に話題の勉強になるのだ。だから
映画で観たあとも、必ず家のソファでゆっくりとVTRで
楽しむことにしています。
本映画の前半、銀行強盗は正にサイレント・ドタバタ風味
後半の成金生活は、アレン特有なシニカルなNYマンハッタン風味だ
2本観た感じ、題名の如く一粒で2度「おいしい」という映画でした。
(W・アレン)はぶらぶらしている亭主、昔はノミヤだった
妻フレンチー(トレーシー・ウルマン)のマネキュア師の稼ぎで
生活しているようだ。彼女は元ストリッパーらしい、安アパートでの
二人の生活は夫婦喧嘩しながらも、お互い相応しい相手だった。
二人の掛け合いは、爆笑もの W・アレンはいつも旨い女優を使うネ
しかし金持ちになった瞬間、二人の価値観は別々になってしまう
我が家もそうだが、女性の方が向上心が強いと思う
「私は夫を卒業したワ」という台詞は正に現代の世相を反映して
いる。もたもたしていると男は置いてかれますゾ
社交界コンサルタントを引き受けた(ヒュー・グラント)は
イヤミな2枚目の似合う男!もう正統派恋愛映画は出来ないね
ホント、ハンサム過ぎると軽薄か、何か裏があると思われます
いずれにせよ「金の切れ目が縁の切れ目」ということで無事解決
この映画を観ると、日本でもバブルの崩壊の中で多くの男女の
悲喜交々があっただろう事は想像に難くない。
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