ナイトシャマランの 落」は、もはや映画用語になって
いる。アンブレィカブル」「シックス・センス」「サイン」
「ヴィレッジ」と毎回、見事に我々の裏をかいてくれていた。
今回も何かを期待して「ハプニング」に一言。
米国内の事といえ、自然界で異変が起きていた。
蜂が姿を消していたのだ、女王蜂も働き蜂も巣ごと無くなって
その生息数が激減していたのだ。この現象は映画の中でなく、
実際起こっていることでもある。
植物の受粉に大きな支障が出ているとも聞きます。
そして事態は大都市ニューヨークから発生した、次々と人間に
おこる異常な死、それも自らの死、しかも集団で発生したのだ。
それはアメリカ東海岸地域に広がって行った。
街歩く人々は急に立ち止まり、次々と拳銃で自分の頭を撃抜いた。
ビルの工事現場で、作業員が次々と屋上から飛び降りた。
このシーンは凄い!
異常なのは原因不明であること、ある地点に集団で纏まって
連続発生したことである。
米政府は例によって、当初テロの仕業と発表した。
しかし国民の間には米政府の秘密兵器,神経ガスの事故との
噂がひろがった。
植物の人間に対する攻撃との説を発表する学者も出てくる始末。
(私は私的にこの説を指示しますがネ)
人々は、東海岸の大都市や、危険地帯からどんどん逃げ出した、
しかし被害発生地域はどんどん広がって行った。
今現実世界では、自殺は、異常ではなく日常化である、1年間に
世界で発生する自殺者数は何と!100万人に及ぶ、
日本の年間自殺者は3万3000人、発生率は世界9位と高位である。
日本の特徴はいじめを苦にした学校内自殺と、不況型のリストラなど
中年職場型自殺が多く、しかも連鎖することである。
よく鯨やイルカが集団で浜に乗り上げ、死に絶えることがあるが、
人間も所詮は動物、何かのシグナルで本能的に死ぬのだろうか?
いったい何故こんな事が起こるのか?異常気象か?地球磁気異常か?
地球環境を守るため? 食糧と人口のバランス維持の天の摂理か?
それとも神の気まぐれな、人間選別作業か?
映像はドキュメンタリータッチ、主役は(マーク・ウォーバーグ)さん
この人は、映画スターというより、どこにでもいる兄さん風情ゆえ、
なおさらドキュメンタリー風になった。
見ていると,今現実に起こっている正に原因不明のハプニング、
映画内の民衆と同じく、我々も恐怖に襲われる、逃げ出したくなる、
巧い演出である。
さてナイト・シャマラン監督は、この真相を解明してくれるのか?
また驚く様な「どんでん返し」を見せてくれるのだろうか?
この手の映画にネタバレは禁物、皆様劇場かDVDで観てくださいませ。
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