2002年、明けましておめでとうございます。
今年も瓦版の少数派「中年」の立場からの感想お許し下さい。
齢を重ねる度に、独断と偏見とHさが増してくる自分が怖いです。
1年の計は元旦(正月)にありと申しますが、
姫はじ 否! 「映観はじめ」として今年最初に観た映画が
「スパイ・ゲーム」であったのは幸せでした。今年はいいぞ
(ブラッド・ピット)はデビューして人気が出てきた当時
第2の(ロバート・レッドフォード)と言われていたと記憶する。
この二人は驚くほど似ている、目も鼻も特に顎が似ているのだ。
ベイルートで二人がサングラスを掛けて並んで歩くシーンは
正に「父子」と言っても過言では無い。
事実(R・レッドフォード)は「リバー・ランズ・スルー・イット」
('92)で(B・ピッド)を世に出すきっかけを作った関係だ。
この映画の面白さの背景は、この二人の実際の信頼関係の賜物だ。
若いトム(B・ビッド)のセンスを見抜き、スパイの世界に入れ
彼に徹底的にスパイ技術を伝授するネイサン(R・レッドフォード)
の姿は、正に映画界でも自分の後継者にしようとする姿に見えた。
「捕まったら、救出しない」という冷酷な教えがあるにも拘らず
ネイサンは彼のCIA組織を知り尽くした全能力を使い、国家の
利益まで度外視してトムを救い出すのだ。
ヘリの中で奇跡的な救出[作戦名」を聞いたトムはネイサンの
仕業と知る。あの涙、あの涙こそ 男の映画の真髄でありましょう。
十分満足して映画館を後にした。
「今夜は息子と二人で寿司でも食いにいくかな・・・・」
コメント
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