以前 シネマックスの入り口で「 D-TOX 」を止めて「K-PAX」の方を
観たことがありましたが、その事が妙に心の負い目になっておりました。
早々「D-TOX」鑑賞しました。
しかし、まったく気にするに及ばぬ作品だったのだ・・・
殺人鬼に婚約者を惨殺され、自暴自棄になった刑事(シルヴェスター・
スタローン)が隔離施設でリハビリを受ける、しかし、そこにも
殺人鬼が潜入していた、再び闘がはじまるサスペンス映画。
スタローン映画は、どの主役も見事に同じ境遇だ、つまりその道の
一級のプロが失意で引退しているが、再度立ち上がるというものばかり。
これはスタローン本人の気持ちが、そのまま本に現われてしまうのだ。
つまり、ロッキーⅠ&Ⅱ、ランボーⅠ&Ⅱの絶頂期以来、
彼として満足するビッグヒットに恵まれていないと思う。
「自分はまだやれる!再起するんだ」との姿が、そのままの主役設定に
なるのだろう。
今回は「ラストサマー」の(ジム・キルスビー)監督を起用して
ホラー風味をねらったが、これが見事にはずれてしまった。
この監督の得意ジャンルは軽薄な若者達の、軽薄な殺し合いであって、
スタローンがやったら、まるで「シベ超」になってしまう
今回!見るのが辛かったヨ~
「DRIVEN」’01は、やや押さえ気味の演技で、新境地の復活を思わせた。
我らのスタロ~ン しばらく脇役に徹して、大人の渋さで勝負
すべきと思いますゾ。
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