女の本音を知ろう!
ビジネス・ランチを終え、次の会合まで1時間半あった。コーヒー
ショップで書類に目を通そうかと思ったら、同じビルの小映画館で
「デブラ・ウィンガーを探して」上映中、最後までは見れぬ時間帯、
「まぁいっか!」と入場。
暗闇は只ならぬ熱気、目が慣れて判った劇場の中はご婦人達ばかり、
♂は私のみ「そうか、またレディース・デイに出くわしたのか!」
しかも映画の内容が主に40歳以上の女優達の本音トークであった。
よって女優達の意見に一々納得し「うなずく」気配を感じるのだ。
デブラ・ウィンガー(現48才)といえば「愛と追憶の日々」'83で
シャリー・マクレーンと母娘を演じた。若いのに役柄のめり込み過
ぎるハリウッド反逆者タイプの女優だった。95年に映画から引退、
何故なのか?インタビューによると、「女性の体を考えたら自然の
流れに逆らわない方がよい、小休止が必要なの」と言っていた。
話には昔のぎらぎらがなく、静かな雰囲気を醸し出していた。
デブラの選択をどう思うか?同じ女優の(ロザンナ・アークエット)
がハリウッド女優34人にインタビューして本音を聞き出し、自から
監督したドキュメント作品です。
繰り返される女優に対する露骨なSexハラスメントの実態、
中年女優に対する差別、整形手術の誘惑などが次々吐露される。
やはり最大のテーマは子育てと女優業の両立、使い捨てのハリウッド
で40才過ぎた女優が信念の役を演じ続けれるか?であった。
天才子役から不遇を経て、見事魅力的大人に脱皮したダイアン・
レインが女性ぶりをたっぷり感じさせてくれた。
「40過ぎてから体もいい感じになってきた。演技力も身についた、
だからもっと演じたい」と自信を示したのはホリーハンター。
圧巻はやはり御大、ヴァネッサ・レッドグレーブとシャーロット・
ランプリング、言う事が違います。貫禄タップリ。
そしてなんといっても超越した存在感、いよ!姉御、オッカサン!
ウーピ~・ゴールドバーグ、この人の発言をきいていると、
悩みなど、ぶっ飛びますワ。
それにしても皆の発言に共通するのは、男(夫)は女達にとって
ガキに過ぎない存在ということでしょう。
いよいよ会合の時間が来たので、こそこそと女の館から途中退場
した次第です。
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