世界の時事もの、国際政治、パニックが好きな私、(アントワーン・
フークア)監督作品「エンド・オブ・ホワイトハウス」(2013)に一言。
映画は時代を反映するというが、今国際問題で一番厄介な国は「北朝鮮」
でしょう、それを反映して、今映画の悪役は「北朝鮮」でありました。
7月4日米国独立記念日に、大統領府"鉄壁の要塞"ホワイトハウスが
大型軍用機の襲撃を受けた。あの9.11の旅客機を思わせる映像で
ある、世界同時テロの惨事以来何が起こっても驚かない世になった。
ワシントン市のゴミ収集車からぞくぞく出てきたのは北朝鮮テロ集団、
あっという間にシークレット・サービスは全滅、ホワイトハウスは乗っ
取られ大統領は人質になった。米司令部は手も足も出ぬ状態に陥った。
それにしても北朝鮮の強いこと強いこと、米護衛兵の弱いこと弱いこと、
同じ北朝鮮に攻められた日本映画「宣戦布告」(2002)を思い出した次第
しかし、壊滅状態のホワイトハウスの中に、元大統領専属シークレット
サービスのマイク(ジェラルド・バトラー)がたまたま居合わせ潜んで
いたのだ。さぁ!彼は孤軍奮闘、大統領奪還のため壮絶な戦いを始めた。
もう!この手の映画になると、プロットが重なりどっかで見た映画の
寄せ集めになってしまう。まぁ何度見ても面白いですがネ
元シークレット・サービスが主役となると、昔、大統領や家族を守れ
なかった負い目を持っているのが常である、今作もプロローグで紹介、
古くは「シークレット・サービス」(1993)、「ボディガード」(1992)
などがその好例
乗っ取り人質事件にたまたま居合わせて、孤軍奮闘するパターンは
「ダイハード」(1988)「エアフォースワン」(1997)「亡国のイージス」
(2005)などがあった。
ホワイトハウスが乗っ取られる好例はTV「24」シリーズ、そして
「ホワイトハウス・ダウン」が2013.8月に上映される予定、たまたま
同時期・同名・同じストーリーの様ですが、見て比較するのも面白い。
それにしても主役の(ジェラルド・バトラー)はいい役者だけど、
ダイ・ハードの(ブルース・ウィルス)のユーモアに敵わないネ。
私はいつも映画の中の大統領を注目していますが、常々大統領は面長が
良いと思っている。本作の(アーロン・エッカート)は(ジェームス・
クロムエル)に次ぐ大統領役者だと思った次第。
この映画の原題は「Olympus has Fallen」である、ホワイトハウスを
全能の神ゼウスが住む神殿に見立てているのだ。さらに・・・
米国は米国の核ミサイルが使用不能になれば、抑止力が無くなり、
世界中、戦争と紛争だらけになると信じている。
改めて思った「米国は尊大な国」であると・・・
コメント
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