私にとって生まれてはじめて観た映画、いやいや
生まれてはじめて「観た!と認識した映画」と言える記念すべき
映画であります。
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1954年11月封切りということから、私が住む田舎で上映された
のは、早くて1955年の正月映画から1956年かもしれません。
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正に「恐怖のあまり」記憶に残ったといえます。幼い私は映画の大半を
父の背中の後ろに隠れながら、手で顔を覆いながら観たのであります。
したがって詳細なる記憶はありませんでした。
只只、暗い画面にうごめくものを、指の間から見たのであります。
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しかし翌日、町内の子供仲間で、ゴジラの怖さをとうとうと話し、
もしゴジラがこの町内に現れたら一たまりもなく破壊されると伝え
ました。毎日のように子供が集まり、話を聞かせてということになり
正に私は英雄でありました。
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幼心に優越感を感じたのでしょう、爾来 現在に至るまで殆どの
ゴジラ映画を観つづけ、現在に至っています。
また私の徹底的な映画好きの性格を形成した映画かもしれません。
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その後、長ずるに何回もこの映画を観て、ゴジラは単なる恐怖怪獣映画
ではなく優れた「反戦映画」であることも判りました。
本当にゴジラはすごい、日本の映画ナンバーワンはこの「ゴジラ」で
あると確信いたします。
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