この映画は見ないで済ませたかったのに・・
機内上映で見てしまいました、観たら書くという
私のルールに従い「バイオハザードⅢ」に一言。
うじょうじょと
押し寄せるゾンビ群衆を、蹴散らすだけの映画。
「バイオⅠ」で漏れ出た細菌は、全世界を汚染し、
人類は死滅するか、大半は感染しゾンビになってしまった。
しかしゾンビは全く働かない、うろついて腐っていくだけ、
農業も工業生産をしない、商業活動もしないので、地球は
廃墟と砂漠になってしまったのだ。
しかし僅か、生き残った人間の一団がいた。
食料も不足しガソリンも底をつきつつあった。彼らは唯一
汚染されていない地域、アラスカを目指していた。ヒロイン、
アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は彼らを助ける。
これはまるで終末世界「マッド・マックス」の世界ですネ、
それに懐かしき、あのヒチコックの「鳥」のシーンも取り入
れて、やっと映画を維持している始末。
人間のあらゆる欲望を満たしてきた「ラスベガス」も
荒れ果てていた、正に人類の「夢の跡」、ここで最後の
戦いを繰り広げるのは、ある意味象徴的であった。
それにしても、ゾンビを改造して世界の支配者になろうとした
博士(イアン・グレン)さんは実験体のゾンビに噛まれ、
自分もゾンビになってしまう。
これは正に「策士、策に溺れる」=「自業自得」で笑って
しまいましたヨ。
この映画間違いが一つあります。
人類が滅び、ゾンビばかりで地球が砂漠化したとありますが、
あらゆる生産活動を止めれば、温暖化が止まり地球は緑化する
はず。
ゾンビ登場は地球温暖化防止の切り札、自然の摂理と考えれば
この映画も哲学的に思えました。
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