トム・クルーズの 「ザ・マミー/ 呪われた砂漠の王女」に一言。
トムさん、いったいどうしちゃったの?「ザ・マミー」酷すぎますよ!
私のblog「気ままにシネマ」は好きな映画も、嫌いな映画も
「見たら書く」を原則にしてますが、敬愛する大スター(トム・クル)
さんが主役となると、少々悲しくなって書くの辛かったです。
近年恐れていた事ですが、近年のトム・クルーズさんの作品は殆ど
お粗末だ!「バリー・シール アメリカをはめた男」2017, 「ジャック・
リーチャー never go back」2016, などアクションシーンは凄いが
ヒーローは皆軽薄で、ストーリーに深みが無いのだ。
トムの看板シリーズ、「ミッション:インポッシブル 」もアクションは
どんどん過激になり、荒唐無稽さもどんどんエスカレートする始末。
本来1970年の大ヒットTVの「スパイ大作戦」は知的な
大人のスパイ映画の名作だったのを、自身によるアクロバット
映画に落としてしまったのです。
彼が自分でプロデュ―スする様になって自分のための自分の
映画になり勝手振りに拍車が掛かってきた。
「バニラ・スカイ」2001はスペインの名作「オープン・ユア・アイズ」
1996をわざわざリメイクしたが元祖を超えることが出来なかった。
今作「ザ・マミー」は 1932の「ミイラ再生」のリブート(再起動)
作品、1999の「ハムナプトラ」のリメーク作品であるが、この2作
とも名作といってよい出来であるのを、今作ですっかりダメに
してしまった。とてもストーリーを書く気になりません。
なぜこんなになってしまったのか?これはハリウッドのアカデミー賞
選考委員会のせいだ。トム・クルーズに対してハンサムな人気
スターには与えないという意地悪を続けた。
彼の初期の作品「トップガン」1986,「7月4日に生まれて」1986,
「ザ・エージェント」1996,「マグノリア」1999,そして「ラスト・サムライ」
2003,とアカデミー賞を採ってしかるべき映画ばかりである。
ノミネートのみで与えないばかりか、彼の脇役に賞を与え続けた。
元妻たち(ニコール・キッドマン、ペネロペ・クルス)にも賞を与えた。
トムは傷つき、名作を創ることを捨て興行主義に走らせたと思う。
トムさん、充分金を稼いだはず、齢を重ねてきたはず、気を取り
直してまた名作に挑戦してください。
ザ・マミー 原作カール・フロイント、 監督アレックス・カーツマン、
共演 アナベル・ウォーリス、ラッセル・クロー、
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