3連休、こんな時は映画でしょう。
さて何を見るか?となると、やはり条件反射か習慣なのでしょうか、
「スター・ウォーズ」のスピンオフ版「ROGUE・ONE ローグ・ワン」だった。
Rogue とは日本語で悪漢とか、かならず者、つまり「ならず者部隊」
という意味である、そして宣伝コピーは、これは黒澤の「七人の侍」と
「座頭市」を彷彿させるものとあった。 そもそも「 ジョージ・ルーカス」の
第一作も黒澤明の「隠し砦の三悪人」をリスペクトしたものであった。
それから主役ヒロインは(フェリシティ・ジョーンズ)であることが、見る
理由でもあった。あの「博士と彼女のセオリー」2015でホーキンズ博士
の妻ジェーンを演じ、演技派であることを示した。
それもそのはず彼女はオックス・フォード大学卒の才媛である。
今回は激しいアクションが出来ることを示したが、だらからと言って
(ミラ・ジョボビッチ)の様な「バイオ・ハザード」専属のアクション・
スターにだけはなってほしくないものだ。
さてこの「ローグ・ワン」は1977年の第一作「スター・ウォーズ」、後に改名
して「エピソード4 新たなる希望」となるが、その直前の設定で、あの時
何故、反乱軍が帝国軍を逆転して、負かすことが出来たか判る内容。
この映画を見て、第一作1977年 と国際関係は変わったナと実感した、
1977は米ソ2大帝国の冷戦時代で敵味方が明白であった、現在は
米、中、露の三分覇権と、それ以外の国も民族戦争、内戦、ISテロと、
それによる難民流入と正に混乱の時代である。
ローグ・ワンの舞台も、雑多な異星人が混在する時代、宇宙は内戦
状態で、敵・味方が判らない状態である。そんな中で、集まった侍有志
軍団が「帝国軍」の覇権に抵抗して蜂起する内容である。
そもそも「七人の侍」の風味であるが、演ずるは中国人で日本の俳優は
一人もいないのが残念。東洋系の座頭市役に(ビート武)、金縛野武士
役に(西田敏行)を起用すればパーフェクトと思った次第。
宇宙と戦闘映像、視覚効果はさすが本家ILMにより、もう究極
完璧である。あと懐かしきターキン総督(故 ピーター・カッシング)と
若きレーア姫(キャリー・フィッシャー)がCGで再現された。
こうなると、今や出来ない映像はないですネ、
監督はハリウッド版ゴジラ「GODZILLA」2014 のギャレス・エドワードさん。
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