いやはや! 株と外国為替レートは予測できない領域と思われる。
昨年末の大方の日本の経済評論家、一流経済人が予測したことは
日経平均 20、000円、 1ドル125円であったが
今 16,000円弱、1ドル105円である。見事にハズレた。
数十年前見たNHK特集「金は世界を巡る」を思い出す、
いわゆるアラブのオイル・マネーがどの通貨に流れるかで相場が決まる。
世界的に資金豊富な投資家のほんの気まぐれで相場が変わる。
その変動に東京証券所や邦銀がおそれをなして過剰反応するという
ものだ。つまり「金を持っている人には勝てない」という事だったと
記憶する。
さてこの映画は、世界の金融のメッカ、ウォール街があるニューヨーク
が舞台、全米で高視聴率なTV「マネー・モンスター」なる経済財テク
TV番組があった。それは司会者リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)の
大胆な市場予測と軽妙なジョーク運びによる人気番組である。
この生放送中に拳銃を持った若者(ジャック・オコンネル)が侵入
してTVジャックされた。ゲイツの体に爆弾が取り付けられ、男が
押したボタンを離すと爆発する仕掛けであった。
ゲイツが太鼓判を押した推奨株を真に受けて、母の遺産と全財産
6万ドルを投資したが、大暴落で全財産を失ったことを恨んでの
ことである。 このTVジャックが生放送中され、全米、全世界で
注目の的となった。
激高する男を、なだめ説得する内、この暴落には大きな裏があり、
不正がありそうだと判ってきた。さて顛末は・・・劇場にてどうぞ
監督は女優のジョディー・フォスターさん、現代米国の問題点を指摘、
つまり、格差社会と金融投資の裏側とTVショービジネスである。
この犯人、米国がいくら格差社会とはいえ、母の遺産6万ドル
(700万相当)もあったし、可愛い妻もいて、しかも子供の出産
を待っている身である。そんな時にばくち投資をして裏目に出て、
自暴自棄になってTVジャックと爆弾テロを企てた訳だ。
この映画は犯人の説得を頼まれた妻が夫に対して「罵倒した言葉」
=活字に出来ない言葉 が全てですネ
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