子どもの時は「少年、少年サンデー、少年マガジン、少年ジャンプ」で
育ち、青年時代は「ビッグコミック」を愛読していたが、ある時から殆ど
コミックを見なくなって久しい。
よってコミック界でこんな社会的現象が起こっていたことを全く知らなかった。
諌山創(いさやま・はじめ)氏の漫画で別冊少年マガジンに2009年から
連載が続き、単行本は4200万部を突破、小説、TVアニメ、ゲーム、
スピンオフ・アニメも多々発表され,キャラグッズも売れている由。
この人気により、映像不可能と言われていた実写版が映画化された。
しかし元祖コミックと少々異なる脚色であったため、強いブーイングと称賛の
両極となり、ネットで喧々諤々となった話題の作品!それは「進撃の巨人」
であった。監督は樋口真嗣氏・・・野球の巨人軍と全く関係ないですゾ
時代は850年というが、過去なのか未来なのか不明、場所は雰囲気や
主役の名前から欧州、ドイツらしいが不明である、顔と言語は日本人だが。
いずれにせよ、人間社会に突如「巨人」が出現した。巨人は素っ裸で
身長4mから15mくらいの男・女だが、みな肥満のグロテスク極まりない
体型である。
人間をことごとく喰らい、大半は食われてしまい、人類は滅びつつあった。
生き残った人間たちは三重の高層の壁をつくり、巨人の侵入を防ぎ、
その塀の内側で細々と暮らし100年の年月が経った。
ある時この壁が壊され 巨人が侵入してきたのだ。いよいよこの巨人と
人間の兵団との戦いがはじまった。
映画の面白さはゴジラやガメラの如く、単なる怪物と人間の戦いではない、
人間社会は、謎の権力者により支配され、階級性が形成されていた。
この巨人も元々人間の科学実験により作り出されたものらしい、壁の外は
巨人がウヨウヨしているが、何者かがコントロールしている節がある。謎謎謎。
兵隊エレン(三浦春馬)、ミカサ(水原希子)、アルミン(本郷奏多)
など巨人との戦いアクションのほか恋もある。特にハンジ(石原さとみ)が
ブッ飛んだキャラで登場して驚きたが、一皮むけて見直した次第。
いずれにせよ、私には全く理解できないストーリー、単行本17巻を読破
した娘に聞いてみた。ふむ~!何か黙示録や年代記の如く宗教的な
世界観の域の話であった。 やはり私には理解不能であった。
しかし、この映画を見て、若者的社会現象を知るのも良いと思いましたゾ。
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