1も2も見たので惰性で3も!ということでなく、見たくてみたのが
「アイアンマン3」
ご存知の通り、アメリカのマーヴェル・コミックのヒーローで武装強化スーツを
着るとスーパーマンに変身する大ヒットシリーズであります。
何故私の様な年寄りがこんな荒唐無稽なコミック・ヒーローを見たくなるのか?
それはアイアンマンの正体が女好きの不良中年だからである、しかも軍需産業の
オーナーで我がまま・気まぐれの(トニー・スターク)である。この辺が真面目
なスーパーマンやスパイダーマンと大きく異なる点である。
正直、アイアンマン・スーツを着て悪党と戦うシーンより、トニー・スタークで
いる時の方が断然面白い。
よってこのシリーズ3は新強化スーツが未完成であり、「アベンジャー」の時、
死にそうになったPTSD(心的外傷後ストレス障害)により、少々おかしい
設定で、スタークのままの登場するシーンが多いのだ。製作者もこの辺ことが
良く判っていると推察します。
こんなキャラクターを作り上げたのは主役(ロバート・ダウニーJr)の演技力と
彼本来の性向によるものである。彼のもう一つの代表作シャーロック・ホームズも
頭脳明晰、運動神経抜群だが、超変人でちょい悪なところが共感されていると思う。
さて今回の敵は米国の脅威イスラムテロリスト軍団である。
まるでヴィン@@ィンを彷彿させる首領マンダリン(ベン・キングスレー)は
高熱爆弾で市民や女や子供までターゲットにする非道の悪である。
スタークがこのテロリストに宣戦布告をしたばかりに、彼の豪邸はミサイル攻撃を
受け、アイアンスーツともども粉々に破壊された。スタークも行方不明となった。
ぼろぼろのスタークはテネシー州の田舎でハーレー少年に助けられ、励まされ、
初心に戻り、手つくりで新型武装強化スーツを作り上げたのだ。ホームセンターで
ペンチや電池を買い、ハンダコテでこつこつ作るのが面白い。そしてアイアンマン
として反撃の機会を伺っていたのだ。
しかし黒幕はテロリストではなくiPS細胞と遺伝子操作の科学者(ガイ・ピアーズ)
集団であった。映画というものは常に最先端の技術の行き着く所と悪用を先取りし
たストーリーを作ることに感心した次第。
ヒロインのペッパーは(ヴウィネス・パルトロウ) 監督は(シェーン・ブラック)
お暇ならどうぞの映画です。
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