さて最近(2013.6月)のニュースで、若いCIA職員による内部告発
事件があった。「CIAが組織的に個人情報を集め、重大な人権侵害
をしている」とマスコミに内部暴露したのだ。
多分発表の前はCIAから命を狙われていただろ~ナと推察する。
この映画「ザ・ターゲット/陰謀のスプレマシー」も
CIA内部の「口封じもの」である。当地の劇場には来なかった映画、
DVDショップの新作から、主役が(アーロン・エッカート)ゆえに
選んだ一品であります。
私にとって(アーロン・エッカート)は気になる俳優の一人である、
ハリウッドの主役俳優でありながら、何となく日本の俳優座出身の
役者の如くインテリ風な脇役的な渋さがあるからだ。
「エリン・ブロコビッチ」2000ではジュリア・ロバーツの
「ベティ・サイズモア」2000ではレニー・ゼルウィガーの
「コア」2003ではヒラリー・スワンクなど女性主役映画の相手役を
務めてきたのはハンサムだが、出過ぎず女優を惹立てるからだろう。
さて、この映画「ターゲット」はCIAが作戦の大変更から、ある
会社をまるごとなかったことにするミッションが出た。
ある日会社に行くと、ビルはもぬけの空、机も何も無い、今までの
携帯もメールも通じない。何と社員は皆抹殺されて処理されていた。
そこに勤めていた元CIA(アーロン・エッカート)も命を狙われ
る羽目になる、しかも一人娘と共に。暗殺者との戦いが始まった。
昨今の映画技術の進歩により、アクションシーンの過激さは、極限
まで行き、どの映画でも繰り返され、観客は刺激に慣れてしまった。
観客をハラハラさせるために、自分よりも家族の命が危ないという
設定が必要になったのだ。家族の中で愛妻といっても、しょせんは
他人!!、愛息子は男なら自力で逃げろと言われそうだし、やはり
危険が迫る家族となると必然的に「愛娘」となる。
この傾向は「24」で使われて以来、「ダイハード4」「96時間」
も全て娘の命が危うかったのだ。
娘役に(ノアナ・リベラト)、女CIAに(オルガ・キュリレンコ)
監督は「ゲーテの恋」2010の(フィリップ・シュテルツェル)です。
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