歳のせいか今年は遅いヒメハ!否! 遅い映見ハジメでした。
やはり正月は正月らしくメジャー映画でなければならない!という訳で
「007 スカイフォール」を観に劇場へ、まずまずの入場者だが・・
いやぁ~、モルツさんの言う通り、私と同じ年頃の年配のカップルばかり、
なるほど23作目、創設50周年記念映画ですものネ、年寄りファン集合だ。
第一作が日本で公開されたのは1963年のドクター・ノア(邦題=007は
殺しの番号)、私が封切りで観たのは1964年の第2作目の(ロシアより愛
をこめて)から、まだ神童だった私は憧れの欧州と憂いある主題曲に痺れ
つつ見ていたと記憶。
現ボンドの(ダニエル・クレイグ)シリーズはシリアスで憂いがある。
(ショーン・コネリー)の初期3部作を感じるので、私は好きだナ。
まぁ、高度成長期のボンドと世界不況とりわけ欧州不況期のボンドは
おのずと異なる。キャラクターはシリアスに成らざる得ませんからネ。
監督も非アクション系のサム・メンデスを要した、渋く行く方針か?
舞台はトルコ・イスタンブール、NATO潜入工作員名簿のディスクを盗んだ
ヒットマンを追い駆ける、世界遺産のモスクを横目に屋根から屋根へバイク
チェイス、トルコの名所バザール(市場)の中もメチャクチャにして追い駆
ける。何処かで見たシーンそうか!「ボーンレガシー」2012と相当重なるネ、
次は恒例の列車屋根での一対一の格闘、トンネルの度に頭を伏ねばならぬ、
犯人共々狙撃せよとMの命令が出た。弾は!!誤射でボンドを撃ち抜いた。
ボンドは激流に墜落し殉死した。
どっこい瀕死で助けられたボンド、助けた地元の女と酒に溺れるの自暴
自棄な日々、無理もあるまい、ボスであり(母とも思う)M(ジュディ・
デンチ)から射殺される酷い仕打ちを受けたのだから。
しかし英国情報機関とMに危機が迫っていた。Mを守るためボンドはMI-6に
帰還したのだ。
さて今作の悪党は?正に時代を反映してサイバー・テロリスト(ハビエル・
バルデム)であった。あの「ノーカントリー」'07で寡黙な殺人鬼を演じた
スペイン男は、今回金髪ヘアーの狂気サイバーリストを演じた。
インターネットやコンピュータを自由自在に操り、株式や金融市場を操り、
好きな時好きな所で爆弾テロを実行する。世界の経済を操り世界の支配者に
でもなるのかと思いきや、な・なんと!Mへの復讐が目的であったのだ。
饒舌に持論を語るが、意外とうらみつらみの人物、この金髪男のキャラは
どうもウィキリークスのアサンジ代表みたいだ。顔は若干ジャー・ジャー・
ビンクスが入っていると思う???
さぁ最後の戦いの場所として、ボンドが選んだのは電気もパソコンもない
もちろんサイバー攻撃も通用しないスコットランドのボンドの生まれた家。
この荒涼殺伐とした地こそ「スカイフォール」であったのだ。
こちらはボンドとMと老管理人キンケイド(アルバート・フィニー)のみ、
「いつも二人で」'67 以来のフィニーファンの私としては御大登場は嬉しい限り。
敵はサイバーテロ軍団、こちらは三人まるでOK牧場の決闘の様相である。
果たして結末は? これは劇場でどうぞ
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