いやはや12月を師走というが如く、仕事の手仕舞、連休、忘年会、
そして今年の場合、総選挙もあって、映画もDVDも見る暇がなし、
書く時間もなし、結果、映画の感想も投稿できませんでした。
というわけで今年の最後の投稿は敢えて、私の最も苦手なジャンル
「バイオハザード5 リトリビューション」に一言。
バイオハザード1は2002年ゆえ10年間で5作も続く大ヒット映画、
何と言っても原作は日本の誇る人気ゲームソフトで、ゲームの新作
と連動しているゆえ、世界中に熱烈ファンが待ち望んでいるのだ。
ファンは主役や贔屓の脇役まで、そのキャラクターを熟知した上で
見るので、内容は矛盾だらけでも気にせず喜んで見ているのだろう。
そもそも世界の巨大企業アンブレラ社は核兵器よりもコストが安い
細菌兵器を開発した。米ソ中大国や紛争国に売り込み巨万の富を狙
っていたのだ。
その為、わざわざ、売込み宣伝のためロシアカムチャッカの海底に
巨大な擬似ニューヨーク、擬似モスクワ・渋谷・上海の都市まで
作り上げ、そこで実際の細菌実験しゾンビが人間を襲うシーンを
ライブで見せつけ敵対国に売り込むつもりだった。
しかし実験中、「T-ウィルス」が漏洩し地球全域に蔓延し、人類
は死に絶え滅びようとしていた。しかも感染死した人はゾンビに蘇り、
生きている人間を襲うのだ。
人類は激減し、ゾンビは生産活動しないから、世界経済は破綻寸前、
アンブレラ社は何処に兵器を売るつもりか、稼いだ金をどこで使う
のか?何を買うのかネ?
死んだ人間の変わりにクーロンを大量生産している意味も判らない。
しかもネ、開発した博士は皆ゾンビに食われ、アンブレラ社の首領
ウェスカーさんも前作で感染?する始末。
もはやアンブレラ社はコンピューター頭脳レッド・クイーンに支配
され、その目的は人類絶滅に変わっていたのだ。
これこそ本作の題名「リトリビューション=当然の報い=天罰」です。
やはりパソコン映画ですネ!今までの10年間のストーリーをリセット
してしまったと同じですヨ。私としては少々あきれていますが・・
監督・脚本・製作は(ポール・W・Sアンダーソン)、多分この人
このシリーズで大金を掴んだし、主役の(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
を女房にしちゃった。
この監督サービス精神旺盛、人気脇役キャラクターは死んでも、死ん
でも、辻褄合わなくても再登場させ、オールスター映画にしてしまった。
これではファン大喜びですヨ! これで6もヒット間違いなしですワ。
それにしても冒頭シーン、もはや日本で大反対しているオスプレーは
軍事の標準装備みたいだ。しかし見事にタンカーに墜落追突しました。
それでは皆様良い年をお迎え下さいませ。
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