近々いよいよ「アベンジャーズ」が封切られるが、そのチームのリーダー格
である「キャプテン・アメリカ」2011について一言。
漫画雑誌マーベル社は1939年米国ニューヨークで設立された。1941年に発表
された最初のコミック・ヒーローこそ「キャプテン・アメリカ」であります。
その後、スパイダーマン、X-men、ハルク、マイティー・ソー、ファンタス
ティック・フォーそしてアイアンマンと続々とヒーローが生まれました。
1941年といえばナチス・ドイツが欧州各国に侵攻していた時代、
米国も第二次世界大戦に参戦すべく、派兵のための志願兵を募っていた。
スティーブ・ロジャース(クリス・エバンス)は愛国心に燃える青年、
志願兵として入隊テストを受けるが、虚弱体質のため悉く落とされていた。
さらにイジメに合い、女性にも相手にされない惨めな思いをしていた。
彼の前に軍医(スタンリー・トゥッチ)と大佐(トミー・リー・ジョーンズ)
が現れ、軍の極秘プロジェクト実験に誘う、新開発の血清と肉体改造機により、
彼の貧弱な体はスーパー・ソールジャーに変身したのだ。
しかしその軍医も機械もスパイに破壊されてしまい作戦は中止された。
彼の立派な肉体美は目をつけられ、戦意高尚と戦時国債のキャンペーンボーイ
となり全国を行脚して歩いた。この戦時キャンペーンの実体は「父親たちの
星条旗」2006を見ればよく判ります。
戦場で親友が行方不明になったと聞き、親友を捜しに欧州の戦場へ赴いた。
どの戦線でも大活躍をするが、そこで同じ血清でスーパー・ソールジャーと
なったドイツの将軍レッドスカル(ヒューゴ・ウィーヴィング)と宿命の
対決となった。
実際の話、戦時中キャプテンのコスチュームは米国国旗をアレンジしたもの、
悉くドイツ兵を蹴散らし、ヒットラーをぶん殴るなどの漫画があり、米国民
の戦意高尚の典型といえましょう。なんともアメリカらしい史実であります。
今作はその実写版であり、近日公開のアベンジャーの前章映画として見て置く
のも宜しいと思いますゾ。
監督はジュラシックパーク Ⅲ のジョー・ジョンストン。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。