正月は、家でのんびりとDVDでも見ようと思い選んだ題目は、
重くないもの、シリアスでないもの、ハートウォーミングでないもの、
軽薄の極みなもので選んだら、それは「ピラニア3D」2011でした。
なにしろ「JAWS」の系譜が好きな私ですもの、サメをピラニアに
替えただけのJAWS映画でありました。
①先ずピラニア目線である。
水中にピチャピチャ浸している足、浮き袋から突き出た下半身。
獲物を狙ってどんどん接近していくシーンは正にJAWS手法である。
②獲物は軽薄な若者と相場が決っている。
舞台は真夏のマリンリゾート地、若者、ナイスボディーな女たちで
満杯状態、正にピラニアの餌だらけと言える。その中で軽薄な連中が
乱痴気騒ぎしている最中に襲われるのが定石だ。
③この手の映画は最初のプロローグが楽しみである。
平和な海に、何か異変がおこっていた。最初の異変の犠牲者は地元の
漁師で大渦に巻き込まれ溺れることから始まるのだが。この漁師!
なんと我らの「JAWS役者」のリチャード・ドレイファスさんでは
ありませんか?この映画は、あきらかに「JAWS」に敬意を表して
いるのだ。嬉しいネ
④南米に生息するピラニアが何ゆえ突然米国の西海岸に群生したか?
しかも超どう猛である。この出現理由がなかなか説得力がある。
⑤一旦正体を見せたら、隠す必要なしと、襲うこと襲うこと、恥も外聞
もなく食いまくる、下半身を食いちぎられた女、腸を引きずる若者など
正にB級映画、エログロ・ナンセンスのレベルとなる。
⑥役者は「パックto the フューチャー」'89の(エリザベス・シュー)と
(クリストファー・ロイド)、それからスティーブ・マックイーンの孫が
主役で出ていますぞ。監督はミラーズのアレクサンドル・アジャ。
な~にも考えたくない時にお勧めの映画です。
コメント
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