日本人は総じて外国語が下手な人種であるが、私にとって
「ジェヴォーダン」は発音出来ないし、覚えられない
たぶん、今後は「あのジェなんとかの怪獣」というのだろうナ。
映画というものは、創り手のパワーと観る人のパワーが一致する
必要があります。今回は私の方が負けて途中でダウンしました。
オープニング、逃げる女性が<何か>に襲われるシーンは強烈
一挙に映画に入り込みました。また主役登場の格闘シーンは
(S・ペキンパー)ばりのスローモーションと殴打音で圧倒された。
流れる様なフランス語は、心地よいものです。着飾った貴族の
晩餐会はコスプレで大作の風味があり、宮廷恋愛物語でもある。
噛み裂かれた女の遺体を調べ、獣の正体に迫って行く様は
「ジョーズ」や「Sホゥロー」張りのミステリー仕立てであった。
娼婦(モニカ・ベルッチ)が主役(サミュエル・ルビアン)に
騎乗になって、くねる裸体、半開の唇は官能の極みであった。
アメリカ・インデアンの従者が誠に格好良い、神秘な顔立ち
鍛えあげ、引締った肉体が見せる格闘技にほれぼれした。
次々と見せ場サービス豊富であるが、もうここいらで十分!
ここで私の体力は尽きました。後半の全員カンフー乱闘から
物語の結末までは、<虚ろ>に観ていた次第です。
それにしても貴族(ヴァンサン・カッセル)は鬼気迫っていた。
ヒロインの妹を犯すわ、主役との対決は本気そのもの、凄いネ
多分実生活の妻(M・ベルッチ)が娼婦役とはいえ主役と官能的
交わりをしたので、嫉妬に狂ったのかもしれませんネ・・・
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