この映画の評価やはり百家争鳴ですネ
18才未満お断りでしたので、中年男一人で見るのが、なにか気恥ずかしく
女房に付き合ってもらいました。
なにしろ「あの2001年」'68 の「あの時計仕掛け」'71 のキューブリック作品です
期待しないではいられない、テーマはなんだろう生命か?狂気か?本能か?
長い映画でしたが集中できる映画でした。しかし終わってみると、さて
監督は何が言いたいのか?単純な映画だったが、ムムム・・・難解だ
土曜ナイトだったし、久しぶりに女房と場末のバーで一杯。当然話題は
この映画は何を言いたいのか?あの妻の妄想と夫の性衝動とあの結末は
何だ? 不倫映画が氾濫する中で何故夫婦とも、あえて本物の不倫に至ら
ない映画を作ったのか?
現実の方が異常かつ猟奇的な性風俗がある中で、何故程々の性描写に
留まったのか?
若干のラブシーンとあとは夫婦の性に関する会話の連続だが、これは
クルーズ&キッドマンという本当の夫婦だから聞ける内容で単なる俳優で
は、とても白々しく聞けないだろう。
さて我々の間では「何もしてない夫は謝る必要ない!」「それって勝手!」
「男はやっぱり・・とか 女の方が・・とか 私だって・・」な・な・何と!
我々まで、まるで「アイズ・ワイド・シャット」ではありませんか。
今までこの手の話題などした事がないのに「改めて」言葉で表現するなど
とは驚くべき現象だ!
結局、激しい性描写に走ったり、夫婦で徹底的裏切り映画にしてしまえば
刺激的だが底の浅い映画で終わったのでしょう。そうかこれだ!
さすがキューブリック!
世界中の夫婦や恋愛カップルを知らず知らずの内にアイズ・ワイド・
シャット・(性を語らせる)シンドロームに引きずり込んでいたのです。
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