おはようございます。
数日前BS-2で「哀愁」('40年作品)が放映されました。
古い映画係として無視できません。またまたお許しを。
20世紀でbestメロドラマは何か?と聞かれましたら、
私は迷わず「哀愁」と答えます。
この映画はその後のメロドラマの雛型になりました。
時は第一次世界大戦下、舞台はロンドン、ウォーター・ルー橋で
出会った英軍将校と踊り子の、甘く切なく悲しい恋物語でした。
昔の主役は美男美女が務めるものでした。男は(ロバート・デーラー)
ヒロインは(ヴィヴィアン・リー)映画モノクロに拘わらず、
「風と共に去りぬ」のスカーレットより美しかったと思います。
蛍の光のメロディーでのダンスはいつまでも忘れないシーンだ
一本ずつキャンドルが消えて行き、最後の一本が消えた時、
二人の心が一つになった。本当に見事な恋に落ちた表現です。
この映画のプロットは、その後多くの恋愛もので,何度も何度も
使われました。戦争による別離、プラットホームの別れ、おまもり
運命的なすれちがい、愛する二人の身分の差、
そして橋の上の出会いや,逢引の場所は橋にかぎる
そういう意味で、この映画はメロドラマのバイブルなのです。
今年のクリスマスにこの映画のキャンドルクラブの
シーンを真似みてはいかがでしょうか?
エ!そんな手は古いですッテ・・
・・・きょう日の恋愛に風情は必要無いのですネ・・・・
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