邦題日本語化推進派のDicky高橋です。
フランス映画はフランス語のままの題名では意味が通じないので
「日本語題名」にすること多い。それが逆に「この映画、なにかありそう!」
と思わせてくれる。また伝統的にフランス映画の邦題は優れている。
「禁じられた遊び」「望郷」「太陽がいっぱい」「勝手にしやがれ」
いいですね!涙がでそう。好きな題名ではジャン・ギャバンの
「現金に手を出すな」しかもこれ「げんなま」と呼ばせるなんて凄い。
そして「死刑台のエレベーター」
フランス映画には周到な犯罪をこころみるが、ひょんなことから計画が
狂って破滅する系譜があるのです。前置きが長くなりました。
これもその系譜のフランス映画でしょう、「スズメバチ」に一言。
(サミー・セナリ)をリーダーとする コソ泥集団数名は高級パソコン
を盗むため、夜中にコンテナ倉庫に侵入した。夜警を閉じ込め、
まんまと成功したその時、ガタガタに被弾した1台の護送用装甲車
がその倉庫に逃げ込んで来たのだ。
欧州マフィアのボスを護送中の装甲車だったが、マフィアの襲撃に
あい、護衛隊を失って、ここまでやっと逃げて来たのだ。
女警官の隊長と、生き残った男二人の警官はマフィアボスを死守すべく、
追ってきたマフィアの大武装軍団と銃撃戦が始まった。結果、この
コソドロ集団や夜警さんも巻き込まれ、マフィアと闘う羽目になった。
敵は夜戦スコープを装備した大軍隊、映画の宣伝「12,000発喰らえ!」
の如く、銃弾の雨雨雨、倉庫の中は蜂の巣の様相、どうなることやら
見てのお楽しみ。
コソ泥の一人(ブノワ・マジメル)は前数作の「ピアニスト」’02
「年下のひと」’99様に年上の女に甘えている暇はなし。
女警官(ナディア・ファレス)はクリムゾン・リバーに続きタフな女を好演、
そして夜警のおっさん(パスカル・グレゴリー)外見はあまり冴えないが、
実力あるンですワ、黙々と活躍します。男はかくあらねばの見本でした。
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