原題「The Skulls 」を観ましたので一言、
直訳は[結社頭蓋骨][骸骨クラブ]ですが邦題は「髑髏(どくろ)の誓い」
でした。
ルーク(ジョシュア・ジャクソン)は名門大学の秘密クラブ「スカルズ」の
メンバーに選ばれる、このクラブに入ればハーバード・ロースクールの道や
世に出るための高名な人脈が得られる、正にエリート育成集団なのだ。
しかし彼の親友が変死してからは、その真相や組織を探るルークの命が
狙われる、正に青春サスペンス映画である。
これは私見であるがそもそも秘密クラブというものは、変な儀式と規律が
あって得たいの知れないものだ、しかし会員は皆、納得ずくで加盟している
のだ。それを身分不相応な者が加入するから、トラブルになったにすぎない。
命がけで彼を救った恋人(レスリー・ビブ)が印象に残った程度、しかし、
主演のJ・ジャクソンも(クルーエル・インテンションズのホモ役)がこの
映画でしだいに名が売れてきた如く、この手の映画は若者達の登竜門である。
人間というものは本質的に徒党を組みたがるし、何か組織に帰属してないと
不安である。特にエリートは俺たちは特別な存在であると思っており、実際
このエリート集団の人脈で政治・経済の中枢を形成している面もある。
この映画は実際にある米国のイェール大学にある「スカル・アンド・ボーンズ」
を題材にしたと思われる。某ブッシュ大統領もメンバーであったと聞く、また
世界的に有名なこの手の結社として「フリーメーソン」が正に秘密結社で、
J・ワシントンはじめアメリカ独立戦争の幹部は殆どメンバーだったらしい。
アメリカの様々な陰謀や暗殺の裏にフリーメーソンありとすれば映画が
何本でも作れますヨ。
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