007シリーズが(ロジャー・ムーア)から(ピアース・プロズナン)
に替わってから、私も再びボンド・ファンに復帰し見続けています。
このシリーズは、多少荒唐無稽であり、つじつま合わぬこと多々あり
ますが、観客はそんな所を全て許し、見てくれていると思います。
それは、この007はもはや歴史的記念物映画であり、世に認知された
ベース(土台)が出来上がっているので、「遊び」が許されるなのです。
しかし007以外のスパイが同じ様な遊びをやったら、それはもう!
「コメディー」になってしまいます。
というわけでシリアスに徹し、アクションも地味ぽいが実は超過激な
スパイ・アクション映画、そんな「ボーン・スプレマシー」!に一言。
「ボーン・アイデンティティー」は舞台が欧州で、かなりリアルで
タフな映画であった。しかし最後はハッピーエンド過ぎてやっぱり
ハリウッドしちゃったナ~と思っていたが、その幸せは、第二部
「ボーン・スプレマシー」の序曲でしかなかったことが判りました。
あのヒロイン(フランカ・ポテンテ)を惜しげもなくバッサリ切り
捨てた潔い脚本に脱帽。
罠に掛けられたジェイムス・ボンド否!ジェイソンX13(金)否!
ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は追い詰められながらも、
敵を追い詰める逆襲劇がなんとも面白い
彼には過去の記憶が無い、しかしハブロフの犬の如く条件反射で
体が動き、敵を撃破する能力から自分は暗殺工作員だったと確信
した。緊張した時に垣間見せる(ジミー大西)的表情がカワユイ。
今回、彼を追う女性CIA幹部に(ジョアン・アレン)「コンテンダー」
'00の時よりシェイプアップし若返った。たぶんエクセサイズで筋肉を
絞り込んだ成果と思われる。
前回、逃げ遂せた主犯格CIA高官(ブライアン・コックス)が
再登場、ボーンとの因縁は如何に? いずれにせよ、007と対極的
なスパイ・アクションは見るに値すると思いますヨ。
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