日々仕事に追われ、隙間時間でやっと観れた映画は、
全くわたし向きではない
「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」でした。
子供を躾(しつ)けるのは難しいものだ。
叩いて教えるスパルタ教育。
問答無用、「国家の品格」的 武士道教育。
子供の自主的悟りに任せる昨今の教育方法。
あとはどうでもよい 放任主義 などがある。
この映画は何と!魔法のつえ(ステッキ)の力で子供を躾ける内容だ。
ブラウン家は1才から7才まで、7人の子沢山、しかし1年前に母親が
亡くなった。
父親セドリック・ブラウン(コリン・ファース)は仕事が忙しく、
幼い子供たちの世話のため、ナニー(英語で乳母)を雇っていた。
しかし子供たちは手に負えないイタズラっ子、目に余るイタズラに
次々と乳母が辞めていく始末であった。
新しい乳母ナニー・マクフィー(エマ・トンプソン)が雇われた。
不気味な魔女の様な鷲団子鼻の顔で、木の枝で作ったステッキを
持っていた。
相変わらずイタズラで家をメチャクチャにする子供たちだったが、
このステッキで床を叩くと、不思議なことに子供たちはいたずらを
止めてナニーのいうことに従わざるを得なかった。
まぁ魔法の力で、人を従わせ、物事を解決できれば苦労はいらない、
この映画は後半、魔法の力を借りずに、子供たちが自立心に芽生え、
連帯感を持って、家族が離散しない様に奔走する映画であります。
「ハリポタ、指輪物語、ナルニナ」とすっかり英国魔法ものブーム、
負けてなるかと英国女優(エマ・トンプソン)さん、彼女何と!
名門ケンブリッジ大学の英文学部卒業の才媛、で自らC・ブランド
原作「ふしぎなマチルダばあや」を脚色して臨んだ作品です。
上の3作「ハリポタ、指輪物語、ナルニナ」は世界を悪から守る
大作ですが、この映画は家庭を守るだけのファミリーもの、
スケールがまるで異なり、同列映画ではありませんネ
それにしても やはり躾は山本五十六元帥の やり方が一番
「やってみせ,言ってきかせて,させてみせ ほめてやらねば,人は
動かじ」 蓋し。
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