このところ韓国映画も含め邦画ばかり観ている私!何故か??
ふむ~、もしかして邦画がどんどん面白くなり、ハリウッドが
つまらなくなっているのかもしれない。
予告編を見た時、観たいナと思うのは「邦画」の方が多いのです。
というわけで「SINOBI」に一言。
ふむ~山田風太郎(1922~2001)原作「甲賀忍法帖」の映画化との由、
山田風太郎は正に大衆通俗時代小説、忍者ものの第一人者だった。
「甲賀忍法帖」「風来忍法帖」「柳生忍法帖」そして「くノ一忍法帖」
など、本当に面白い作品ばかり、私は幼少のころ父の「オール讀物」や
「時代小説」の山田風太郎ものをこっそりと盗み読みしたものです。
というのもかなりH(猥褻)な表現が多く、特に女忍者の武器は
正に妖艶な女体と決まっていたのです。幼いとはいえ私は「男の子」
むさぼり読みましたヨ。
さて映画「SINOBI」の仕上がりは?
題名を「甲賀忍法帖」とせず「忍」と漢字にせず、わざわざ
アルファベットにしたので、不吉な予感であったが、やはり!
「山田風太郎もの」とは似て非なるものでありました。
まるで、これではハリウッド映画「X-men」でありました。
雰囲気的には日本版「HERO」「LOVERS」とのこと。
原作自体も少々荒唐無稽なので、まぁ原作に忠実ではあるのですが、
私の好きな肝心の「くノ一」忍法、女忍者の淫靡なエロスシーンが
大幅カットされてしまったのは誠に残念で惜しい。
どちらかと言えば、コミック映画「あずみ」の世界に近かった。
当代随一の人気若手、仲間由紀恵とオダギリジョーを主役に配し、
忍者版ロミオとジュリエットの悲恋をきれいにまとめ上げた。
この映画の見所は、奥深い忍者の里「卍谷」「鍔隠れ」の美しい
大自然の背景シーンでしょう、本当に美しいカメラワークですヨ。
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