ノーカット長まわしのボクシングシーンが話題になった映画。
ボクシングの試合中に暗殺事件が勃発した。
暗殺の標的は合衆国国防長官である、この長官は現在進めている
エア・ガード(迎撃用ミサイル)配備計画の中止改革を狙っている
軍縮派の立場であった。
これに反対する軍と軍需産業が結託して暗殺を図ったのであります。
軍に邪魔な者は政府要人でも殺してしまうのは「エネミー・オブ・
アメリカ」と同で、古くはJFKも同じであった。
それにしてもお粗末な暗殺計画に思える、手が込んでいる割には
バレる確率が極めて高い方法である。
まず圧倒的に強いチャンピオンに八百長負けさせ、しかも合図の時
にノックダウンせよなど、不確定過ぎるし、専門家から八百長疑惑
で調査されるに決まっている。
また腐敗刑事(ニコラス・ゲイジ)に前から金で渡りを付けておけば、
ややこしい事にならなかったはず。
また小型飛行船でビデオ撮影されていたのは何をか言わんで、
ゲイジなくともいずれバレていた。
護衛責任者からセキュリティガードまで犯人グループであるのだから、
もっと別の所で簡単に静かに暗殺できたはずなのに。
制作者、監督(ブライアン・デ・パルマ)は元来長まわしが好きな
監督であるで、今回はノーカットのボクシング試合の映画を作りたい
ので、それに暗殺を絡ませて、つじつまの合う脚本を書けと言って
作った映画の如くである。
最初から最後まで地球儀ボールがうろちょろしていたが、なんの意味も
なかったのも解せないし?最後の赤い宝石で、女犯人の死体がコンクリ
ート柱の中にあろうがなかろうが、この結末では、あまり意味が無いと
思いますが?
またゲイジを最後に汚職腐敗疑惑で失脚させる意味はあるのですか?
どなたか教えて下さい。
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