コメディーなのだが、
人にとって、幸せとはなんぞや?を考えさせるドラマであった。
私には、おかしさの中に、ヒトの生き方、哲学が感じられた。
ウィル・フリーマン 男38才・独身・ハンサム・煩わしい家族なし
親の遺産ほどほどあり、よって煩わしい会社勤めする必要なし。
洒落た街ノース・ロンドンの瀟洒なフラットアパートに住んでいる
CD DVD パソコン シングルライフ用の気の利いたグッズ装備し
お気に入りの高級車に乗っている。
そしてシングル・マザーを主に 時々お付き合いする女性もいる。
これって、私が求めて、得られない究極のライフスタイルそのものだ。
世の中で最も煩わしく、難しいのは人間関係である
人の悩みの80%は人間関係である。ある意味で人間関係を希薄に
すれば、この悩みから解放されるだろう。
ウィルの他人との接し方は「人間は皆"孤島"である」として
決して抜き差しならぬ関係には、ならない
決して信頼されたり頼られる立場にならない
決して責任ある立場にならない
より金持ちになろうとか、より偉くなろうとか思わない。
しかし女は好きであるし、気楽なS@Xもしたい
よって彼がねらう相手はシングル・マザーである。彼女達は
人生を知り、男のダメさを知り、子供第一主義である。
彼は言った「シングル・マザーは手付かずの金鉱だ」
すごい!なんともエロティックでリアリスティックな名言だ。
この映画のストーリーは、ダメ男ウイルがシングル・マザーの
子供マーカス(ニコラス・ホルト)と交流する内に、父性に目覚め、
人の心に触れに、家庭の良さを自覚していくものだ。
しかし彼はダメ男だろうか? 否!だ
昨今は各人が人間関係にこだわり過ぎて、いじめ、幼児虐待、
痴情事件 無理心中が多すぎるのだ。
ウィルの様に他人をクールの見て、距離を保って接する方が
優しくなれるものである。
原作は読んでないが英国のベストセラー作家(ニック・ホービン)
も理想の生き方は 最初のウィルの生き方であると言ってると思う。
いずれにせよ うらやましい存在である。
コメント
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